yamapura’s blog

大人の遠足日記

余市岳登山 晴れたらイイネ!余市岳 札幌最高峰の見どころと登山口案内

札幌中心に道内の山々をのんびり回っているヤマプラです。今回は10月中旬に札幌で人気の札幌圏最高峰余市岳に夏山登山した登山記です。登ったことは無いがちょっと見てみて気になった方の一助になれば幸いです。

余市岳(白井岳より)

余市岳とは

余市岳(よいちだけ)は、北海道余市郡赤井川村と札幌市南区定山渓とにまたがる山で近隣の朝里岳・白井岳と合わせて「余市三山」と称される山塊の主峰で有り、北海道100名山及び札幌50峰に選定されています。標高は1488メートルで、札幌市の最高峰にあたり、道南全体まで見渡しても、羊蹄山と狩場山に次ぐ3番目の高峰です。山名は余市川の源流があることに由来しています。夏ルートは赤井川村のキロロリゾートから登る赤井川コースがあり、ゴンドラが運行していれば途中まではゴンドラで登ることもできます。今回はゴンドラの運行がありませんでしたので管理道路から登るコース紹介します。かつてはボランティアの方々に支えられていた定山渓から登る白井右股川コースもあったが現在は廃道となり熊笹に覆われてしまいました。札幌50峰の最高峰であり札幌50峰を目指す愛好者なら誰もが登る山でありながら札幌市内からの夏ルート登山口が無くなってしまったのは残念です。↓

余市岳(キロロリゾートより)

余市岳駐車場

札幌から約60キロ、赤井川村に入ると国道393号線からキロロリゾートに向かい曲がります。登山口はキロロリゾートマウンテンセンター横にありますのでマイカー登山者はキロロリゾートの一番奥の駐車場が便利です。晴れた休日には早朝から登山者がいる人気の登山コースです。↓

初めての方は下のグーグルマツプか「キロロリゾート」ルート検索でご確認下さい。↓

赤井川コース所要時間、難易度

マウンテンリゾート横の管理道路にゲートが有ります。車輛で通行可能な道路ですが一般車両の通行は禁止となっていますので実際の登山口はこのゲートとなります。ゲートの案内板によるとゲートから登山口まで3.9mで約75分、そこから山頂までが約4.7kmです。登山は年齢、性別、体力により個人差が大きいので時間に余裕を持ってハイキングを楽しんで下さい。(登山日10月15日)

  • 所要時間、難易度↓
  • 距離 : 19.0キロメートル
  • 高低差 : 920m
  • 所要時間 : 6時間11分
  • 休憩:18分
  • レベル : 初級
  • 主なコースタイム↓
  • →8:03管理ゲート→
  • →9:00登山口→
  • →10:12見晴台→
  • →10:25白井川コース分岐→
  • →11:14余市岳山頂11:32→
  • →12:13白井川コース分岐→
  • →12:23見晴台→
  • →13:22 登山口→
  • →14:14管理ゲート

余市岳登山道

駐車場から管理道路のゲートに直接向かう踏み跡がありました。若干ショートカットですので有難く使わせてもらいます

ゲートに入林ポストがありますので記帳してスタート。↓

札幌最高峰らしい中々のロングコース、手持ちのGPSレコ計測だと歩行距離は往復19キロとなっていました。↓

すっかり良い天気、楽しい一日になりそうです。↓

キロロリゾートを見下ろして一枚、ゲレンデの芝生も綺麗でした。↓

ゲレンデから離れ管理道路に入ります。ひたすら登り勾配ですが緩やかに高度を上げていきますのでここはお散歩モードです。レコを見ると920mの標高差の内300mをこの管理用道路で稼いでいたので気づいたら登ってたって感じでコスパは良いです。

退屈な管理道歩きも紅葉の時期なら楽しいもの。シラカバの黄葉やナナカマドの紅葉が進み見所の多い登山道となっていました。↓

管理道路から1218峰(通称アポロ)が見えてきた。誰が名付けたか知らないがアポロチョコのような綺麗な三角形の山です。↓

1本道で迷いようもないが分岐が出てきました。ここも看板明瞭、反対側は関係者以外立ち入り禁止となっていますので初めてでも問題ないでしょう。↓

分岐を過ぎるとゲレンデに出る手前にシラカバ並木があります。秋に来たらきっと綺麗だろぉ~なぁ~と思っていましたが期待通りでした。

明るい黄葉が美しいゲレンデ手前のシラカバ並木、季節限定ながら余市岳の名景ポイント。↓

1時間程管理道路を歩きゲレンデに着くと視界が開け余市岳の稜線が綺麗に見えます。右手前の平べったい山は標高1159m、通称プリン。↓

余市岳とプリン

キロロリゾートにつながるスキーコース、実はマウンテンセンターへショートカット出来るので利用する方もいますが登山道ではないので怒られても知りません。↓

登山口は奥のリフトの間にあります。

余市岳登山口

 

余市岳に限らず北海道の山は熊の生息地、人気の登山道ですが鈴や笛、ラジオなどは必携です。↓

登山道に入ります、序盤はノーストレスの緩やかな道です。↓

渡渉は2箇所、1箇所目は良い感じで石が並んでいるので楽々クリアー。↓

渡渉中に小さな滝が有り、余裕で撮影。↓

マイナスイオン溢れる沢沿いの登山道。

2回目の渡渉になりました。ピンクテープが付いていますがけっこう大きな渡渉で岩をトントンと行くと滑りそう。渡りやすいところを探ります。

距離も短いしこの倒木で渡ることにしました。

すっかり彩づいた登山道、ミネカエデやオオカメノキが多く見られました。↓

ミネカエデ

オオカメノキ

山腹に見られるナナカマドの紅葉も見事。↓

ゆるゆると勾配を上げていましたが登山口から30分程、標高1000mから1100mへ一気に上がる急登りが出てきます。泥濘を突破してシラカバの倒木を超えます。

中々の急登が続くのでペースをおとして呼吸を整えます。↓

20分程急登で高度を稼ぎ標高1200mまで進むと視界が開け山頂の稜線が見えました。↓

振り向き樹海↓

しばし緩やか、この辺はノーストレスです。↓

登山開始から約2時間、ゴンドラコースとの分岐に到着しました。登山ガイドや登山専用アプリでは見晴台と記されていますが、ここ自体は笹に囲まれ見晴らしはありません。山頂まで後1.56kmとありますが山頂稜線に着くまでがこの登山の難所。後1時間は見て置く必要があるのでここで休まれる方も多いです。↓

コルからジグザグに切られた登山道を見上げます。急登を登り切りしばし稜線を歩くと山頂です。↓

コルに有る定山渓からのルートは廃道となり笹に覆われています。↓

余市岳山頂見どころ解説

高度を上げると再び視界が開けます。先ずは定山渓天狗岳の方向。中央に定山渓天狗岳(1144.5m)、中天狗岳(772m)、小天狗岳(764.7m)と続く稜線。右手前が余市岳と稜線続きの毒矢峰(885.3m)、左奥が百松沢山(1037.8m)、烏帽子岳(1109.4m)、神威岳(983m)と連なる神威三座。↓

定山渓天狗岳。↓

朝里岳(1280.6m)、白井岳(1301.3m)の方向、その奥に手稲山(1023.1m)、奥手稲山(948.9m)、銭函南岳(938.4m)、春香山(906.7m)が見えている。↓

ヒクタ峰(1083.0m)↓

白井岳↓

手稲山から春香山への稜線。↓

手稲山にズーム、本峰左手にポコッとした手稲西峰が見えました。

長い山頂の稜線を奥に進みます。

見晴らしの良い広場にでましたがまだ山頂ではありません。あと300mです。↓

銅像がありました。↓

慰霊碑と羊蹄山。↓

札幌50峰、北海道100名山、標高1488m札幌最高峰余市岳登頂。

道央の主峰、羊蹄山、その左手が尻別岳、右手にニセコアンヌプリ。↓

羊蹄山。↓

尻別岳と羊蹄山。↓

中岳(1387.5m)、無意根山(1460.2m),長尾山(1211m)、美比内山(1071m)と続く稜線。手前には余市岳から南岳(m)、山鳥峰(879.5m)と続く稜線。↓

無意根山。↓

ズーム、無意根山の後ろにホロホロ山と徳舜瞥山も見えている。

北側の眺望↓

札幌岳(1293m)、狭薄山(1295.7m)、恵庭岳(1320m)、漁岳(1317.7m)、小漁山(1235.1m)。

札幌岳から小漁山までズーム。↓

札幌岳の真後ろに空沼岳。↓

ネコ耳の恵庭岳。↓

漁岳から小漁山の稜線、通所イザリー平(めっちゃ平なので勝ってに命名)↓

再び羊蹄山↓

尻別岳。↓

ニセコ連峰↓

アンヌプリ、イワオヌプリ、チセヌプリ、その左手に目国内岳から雷電山に続く稜線、通称雷電平(めっちゃ平なので勝手に命名)↓

積丹半島。↓

積丹の双耳峰、左1299.7m余別岳、右1255.4m積丹岳↓

石狩湾。↓

キロロリゾート。↓

下山

ご機嫌羊蹄山も見れて良い登山となりました。定山渓天狗岳や余市岳から毒矢峰まで続く樹海を見ながら下山です。↓

ナナカマドの紅葉をを見ながら下山。↓

シラカバの黄葉登山道を下山。↓

登山口まで下りてきました。先ほどまで居た長い稜線を振り返ります。↓

再びシラカバ並木へ、来るときより彩が良い気がします。↓

本日も安全登山、お疲れさまでした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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