札幌中心に道内の山をのんびり歩いているヤマプラです。
札幌50峰の一座にして北海道百名山の一座でもある標高1251mの空沼岳に7月下旬登った時の登山記です。
登山時間は長いものの、すっきりとした晴天ならば羊蹄山を始め恵庭岳や支笏湖のキラキラ眺望まで望める人気の登山ルートです。
残念ながら山頂付近は晴れていたものの、遠望や支笏湖はガスが多く見られませんでした。
遠望がきかずとも、登山道は沢沿いに整備され万計沼や天空の絶景沼、マスミ沼の絶景がたのしめる涼味溢れるコースで本日のような30℃超えの暑い日にはぴったりと思い登ることにしました。↓
夏ルートの登山口は札幌南区と支笏湖を結ぶ道道453号線を札幌から支笏湖に向かうと常盤神社バス停のある枝線があります。
ここを支笏湖に向かって右に曲がるり奥まで進むと日鉄鉱業さんの砕石場があるのですが親切に敷地内に空沼岳登山口まで誘導してくれる看板がありますので初めてでも不安はないでしょう。
距離が長く、北海道の夏山ガイドによると中級者向けとなっていますが、道中にも見どころが多いので家族や友人、恋人とゆっくりハイキングしたい時にはいいルートではないかと思いました。
ヤマレコに記録したルートはこちら↓
距離 : 17.0キロメートル
高低差 : 880m
所要時間 : 7時間8分
休憩 : 53分
レベル : 中級
主なコースタイム
入林届小屋→ 5時55,
万計山荘→ 7時45分
8時36分→ますみ沼→8時46分
9時22分→空沼岳→9時43分
10時21分→ますみ沼→10時31分
10時10分→万計山荘→10時19分
12時59分→入林届小屋
都心部は30℃超えの猛暑日、涼味豊かなこのルートでもかなり発汗しましたのでビューポイント以外でも休み休み、クールダウンして発汗が一旦収まるまで休んでからまた動きだすようにしました。
無理をして熱中症になってしまっても救急車は来ません、ソロ登山では無理は禁物なのです。
日鉄鉱業さんの敷地を抜けると空沼橋がありました。
登山口につながる道路です。
空沼橋から入林届小屋まで1キロ程あります。
その間、道路の横にところどころ駐車できるスペースがありますので、一回奥まで車で進んで駐車スペースを探すのもいいでしょう。ただし人気の登山道ですので天気のいい休日には日の出後からすぐに埋まってしまう場合もあります。
下山した時に見たところ、本日も溢れていて空沼橋手前の駐車帯も満車、日鉄鉱業さんのほうに止めている方もいました。↓
空沼橋を超えると、空沼岳登山道に関する詳しい案内板があります。
始めての方は予習するのもいいのでは。↓
本日は2組目だったので、車で奥まで進みました。
準備して入林届小屋で記帳します。↓
さあ、本日も楽しい登山のスタートです。
いきなり渡渉、夏場にうれしい涼味豊かな登山ルートです。↓
森の中に朝日の木漏れ日、いい感じでした。↓
沢沿いルートらしく、この日の前半はアジサイが多く見られました。
道中の艶やかななブルーが目を涼ませてくれます。↓
オオカメノキの白い花も残っていて目を楽しませてくれました。↓
樹高25m、胸高直径90センチを超える樹齢250年を超える見事なエゾマツです。↓
万計沼までの沢沿いはアジサイの群生が多く見られました。↓
山中にブルーが目を引くアジサイですが中には淡いピンク色のものもありました。↓
万計沼まで近づいてきました。
渡渉用の橋は数年前に新しくなっており安心です。↓
橋を超えて程なく滝がでできます。
涼味とマイナスイオン溢れる空沼岳の写真スポットでみなさんスマホ片手にご機嫌です。↓
万計沼の手前に森に囲まれた小さな青沼という沼があります。
本日はよりませんでしたが以前撮った写真がありましたのでアップ↓
沢沿いと言うより、沢と合体している登山道となってきました。
視界が開けだすと第一目的地の万計沼に到着、ほっと一息の瞬間です。↓
コバルトブルーのミラー万計沼↓
先客の方はくつろいでいました。スタートから2時間程、私はまだ元気ですので先を急ぐことにしました。
万計沼を超えると本格的に急登箇所が始まります。↓
標高を上げると、道中にタカネニガナが散見されるようになりました。↓
万計沼から1.9キロ、標高1100メートルを超えると、天空の絶景マスミ沼に到着します。苦登の価値ある瞬間です。↓
岩場に腰掛け、休んでいるとハイオドギリが数凛咲いていました。↓
登山道に戻ると空沼岳の石像が有りました。しばし登山の安全を祈願しました。↓
シロバナニガナの群生も見られました。↓
稜線まであと少しですが、急な岩場が続き、中々楽をさせてくれません。
天然のロックガーデンの緑が綺麗でした。↓
稜線にとりつくと緩やかになります。
札幌岳までの縦走路の分岐です。札幌圏内の本格的な縦走路として貴重でしたが数年前から廃道となり、現在は整備されていません。
まだ名残はありましたが、いずれ藪に戻るのでしょう。↓
山頂付近になるとアキノキリンソウが咲いていました。↓
視界が開けてきました。道中よりお隣の狭薄山、その右奥に札幌50峰第2の標高を誇る無意根山が見えました。↓
分岐を過ぎるとすぐに山頂です。
苦登が報われる嬉しい瞬間!2022年7合30日、札幌50峰空沼岳登頂。↓
本日は晴れていましたが、ガスが多く、自慢の眺望も隣の山々だけでした。先ずは恵庭岳↓
恵庭岳の横には双耳峰、右ピークが漁岳、左が小漁山、両座を結ぶ稜線はハイ松帯で冬専用ですがとても平です。↓
本日は残念ながらキラキラ支笏湖は雲の下でした。山頂広場に戻ります。↓
お隣の狭薄山と札幌岳のツーシヨットが撮りたくて写真スポットを探します。
何とか取れました。↓
前回撮った羊蹄山や尻別岳の写真をアップ↓
同じく、前回撮った支笏湖です。↓
まだお腹もすいてないので下山します。美しいマスミ沼が見えてきました。↓
登りではスルーした万計山荘で休憩。↓
ちよっと中を覘くとミネラルウォーターが有りました。
水不足で困った登山者用に準備されています。利用の際はルールを守って。↓
登山道整備に募金のお願いがありました。わずかですが協力することにしました。↓
万計沼のベンチで休んでいると↓
エゾシカが水を飲みに来ていました。細面のべっぴんさんでした。↓
気温がかなり上がっていますが、ここは天然クーラーでした。↓
とはいえ、かなり暑くてバデバテ、長い下山道を休みながら進みました。
本日も無事、安全登山↓
駐車場がわかれば登山道は一本道です。グーグルマップに駐車場をプロット↓
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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