yamapura’s blog

大人の遠足日記

奥手稲山登山(札幌50峰) 春香山小屋から行くご機嫌雪山ルート

札幌中心に道内の山々をのんびり歩いているヤマプラです。

今回は札幌50峰に数えられる人気の冬山ルート奥手稲山に登った時の登山記です。

◇◇◇◇◇目次◇◇◇◇◇

◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇

奥手稲山(つげ山より)

奥手稲山とは

奥手稲山は標高948.9m、手稲山の西側に連なる山塊の一座で昔からスキーツアーの山としてしられ、ファンの多い山です。

夏山ガイド道央の山々をお持ちの方は夏ルートの紹介をみたこともあるてでしょう。

山頂の直下までは林道を利用できますが、山頂までの藪漕ぎはヒグマのリスクだけで、まったく楽しくないので当サイトでは冬登山用の山として紹介させていただきます。

その山容は銭函や手稲区から見ることができますが特に目立つわけでもなく、山頂までの夏山登山道を持っていないことから一般的な認知度は高くありません。

連なる山塊は一般の方には全部同じに見えるはずなので、奥手稲を指し示すことができる方は登山通でしょう。↓

奥手稲山(手稲前田より)

 

特に有名な山ではありませんがバックカントリースキーを楽しむ客も有り、山頂から見る望洋も良いのでお気に入りの冬ルートの一座です。

スノシュートレッキングを始めてみて楽しいコースを探している方には天候やトレースの状況が良ければ丁度良い練習コースだと思います。

トレースが無くルートを作りながらのラッセルするとなるとGPS読解とスタミナ、目視による最適安全ルート選択など練度が必要、レベルは中級以上となります。

 

奥手稲山登山所要時間

本日の山行記録はコチラ。(登山日1月28日)↓

距離 : 11.5キロメートル

高低差 : 430m

所要時間 : 4時間20分

休憩 : 5分

レベル : 冬山初級者向け(良コンディシヨン時)

 

主なコースタイム

春香山小屋9:04→

(途中30分程天候回復待ち)

→11:54奥手稲山11:59→

→13:24春香山小屋

 

奥手稲山駐車場

本日はいい天気、国道230号線を札幌市内から定山渓に向かって走ります。

大人の遠足は目的地までのドライブも楽しいものです。

石山に入ると青山が見えてきました。

青山(国道230号線より)

 

小金湯に近づくと上に龍が出てきそうな八剣山。↓

八剣山(国道230号線より)

 

小金湯でいつもチェックするのが、神威岳、烏帽子岳(通称カムエボ)のお天気。

本日は1000mクラスの山々もご機嫌で登山を楽しめそうです。↓

カムエボ(国道230号線よりってか信号青だぞ)

 

定山渓と朝里を結ぶ道道1号線沿い送電線の鉄塔が目印になる春香小屋の駐車場があります。

夏は春香山、冬はつげ山や奥手稲山を目指す登山者には覚えておくと便利な駐車帯です。

冬でも10台程度は駐車できるように早朝から除雪されています。↓

春香小屋前駐車帯

奥手稲山登山マップとルート案内

奥手稲山登山マップ

最初は銭函峠を経由して銭函まで続く林道を林道を利用します。

人気の冬ルートなのでトレースは期待していましたが、なんと雪上車が通ったようです。

4輪駆動の車ならそのまま行けそうな路面状況、下山時にはスノーモービルを楽しんでいる方もいました。

昨年見た、狩猟区域につき立ち入りはご遠慮くださいの看板はありませんでした。

ヒグマの駆除は積極的にやってもらいたいですが、自分が撃たれるのは嫌です。

今年は無くて一安心。↓

林道

 

春香山小屋で記帳ノートがあり冬ルートでも記帳できるのですが、こうなると小屋に入る方が危険に思えます。

本日は誰も入った形跡なくここはスルーしました。↓

春香山小屋

 

10分程歩くと分岐があります。

左に行くと春香山、右は奥手稲山やつげ山へのアクセス路です。

雪上車は直進して銭函に抜けたようですが奥手稲山への登山者はここを右です

先客もあるようで有難いです。↓

分岐



振り向き三ピーク発見。

左が標高820m、札幌50峰の一座である股下山、中央が標高1020m下白壁、右が標高934mの長白稜、通称タケノコ山。

夏ルートありませんが冬ルートとしては人気です。

股下山、下白壁、長白稜

 

30分ほど歩くとつげ山との分岐になります。↓

つげ山分岐


看板やピンクテープがついているつげ山へはこの辺りで渡渉して向かうことになります。

スノーブリッジも完成していますが本日はノートレース、向かう客はいませんでした。

つげ山分岐

 

たいくつな林道歩きですがシラカバ樹氷のトンネルが綺麗でした。↓

シラカバ樹氷

 

林道歩きすること1時間、この辺で入林するのですがトレースはまだ直進していました。

トレースを追って少し進んだところで行き過ぎたことに気づき、戻りました。↓

入林地点

 

入林地点には奥手稲ルートの看板があります。

ここから登ると尾根へのとりつけが楽です、距離も2キロで気が楽になります。↓

奥手稲山へ

 

見落としがちの標識付近を明示しておきます。↓

明示

 

ではトレースを切り、冬ルートをラッセルします。

尾根にとりつくまでしばしの急登り。↓

か細いトレース

 

ふかふかのバージンスノーをラッセルします。↓

ルート確認

 

最初の尾根への取り付け以外は急登の無いノーストレスの登山ルートです。

広い尾根線の森を黙々とラッセルします。↓

広い尾根の森

 

あと1キロの標識が出てきました、これは励みになります。↓

あと1キロの標識

 

天候が荒れてきて、一旦撤収に切り替えました。

ところがすぐに回復、山の天気はコロコロと変わります。

札幌50峰の一座、お隣のつげ山が見えてきました。↓

つげ山

 

奥手稲のスノーモンスター

スノモン

 

山頂直下に近づくにつれ、回復どころかピーカンになってきました。

他のルートからのトレースと合流して遠足気分です。

シラカバ樹氷が映えだして綺麗でした。

♪♪生まれたぁ、町のあの白さを、あなたにっもみせたい~♪(グレイ風に)↓

シラカバ樹氷

 

ラス登、山頂広場です。↓

ラス登!、山頂広場

奥手稲山頂、下山

札幌50峰、標高949m奥手稲山登頂↓

登頂

 

奥手稲の山頂樹氷↓

 

遠望はありませんでしたが望洋の山頂です。

石狩湾の望洋

 

手稲山が見えます。↓

手稲山

 

立派なスノーモンスターがいました。↓

スノモン

 

下山中に雲がひろがり雪が舞い散るも問題なし。

本日も安全登山、お疲れさまでした。↓

安全登山

 

奥手稲山登山口グーグルマップ

春香山小屋はコチラ↓

随時更新、他の札幌150峰登山記事はコチラから。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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