天気の良い休日、低山ながらも見晴らしの良い八剣山に登ってきました。本稿が八剣山で登山したくなった方や野草観察してみたい方の一助になれば幸いです。
八剣山とは
八剣山(観音岩山)は、北海道札幌市南区にある標高498mの山で札幌50峰の一座に数えられています。その山容は札幌から定山渓に向かい国道230号線、石山通りを走ると右手に見てとることができます。山名の由来は頂上付近に角閃石安山岩で形成された数多くの岩峰があることから八剣山と呼ばれています。比較的短時間で登れる3箇所の登山口を持っており、その山頂から見渡す360度パノラマの眺望は登山愛好者ならずとも見事と思えるでしょう。又、多様な野草の群生地でもありシジュウカラやアカゲラ等の野鳥も生息していることからカメラ愛好者にも人気の山となっています。
八剣山登山駐車場
八剣山登山の駐車場でもっとも便利なのは八軒山小屋のある南登山口の駐車場です。石山と小金湯を結ぶ市道を札幌方面から進みと八剣山トンネルの手前の取付道路に八剣山南登山口の看板が出ています。初めての方は下のグーグルマップか「八剣山小屋ルート検索」でご確認下さい。
広い駐車場が整備されていますが天気の良い休日には満車で溢れることもあります。↓
八剣山登山マップ、所要時間、難易度
登山日5月14日。登山は年齢、性別、体力により差が大きいので参考として下さい。登山は登山道整備の有無を問わず自己責任で楽しむレジャーです。
- 距離 : 2.2キロメートル
- 高低差 : 190m
- 所要時間 : 1時間25分
- 休憩:23分
- レベル : 初級
主なコースタイム
- 南登山口 12:54→
- →13:26 八剣山13:49→
- →14:19 南登山口
八剣山登山山行記録
駐車場の隣に八剣山小屋があるので記帳してスタートです。↓
八剣山の南口及び中央口を利用したルートでは平成28年以降、滑落による4件の死亡死後が発生しています。体力に自信の無い方や初めての方は西口からの登山が推奨されています。↓
本日も登山の安全を不動明王様に祈願してスタートです。↓
最初からロックな急登となります。↓
春先の時期、八剣山はスタートから多様な野草の群生を楽しむことができます。先ずはクルマバソウの群生が確認できました。↓
車輪のような丸い葉容のクルマバソウ。↓
オドリコソウ、花を見ると笠をかぶった人が手を前に出して踊っているように見えます。↓
コンロンソウ↓
クサノオウ。↓
筆のようなフデリンドウ↓
10分で中央口ルートと合流します。ここが3合目となります。↓
ヒトリシズカ、輪数は僅かでした。↓
3合目標識から2分程で4合目標識。↓
さらに2分で5合目標識。
さらに2分で6合目標識。このあたりまでペース良く登れました。
6合目を過ぎると険しい登山道が出てきます。
八剣山の剣の一角が見えてきました。↓
剣の手前に7合目の標識があります。
視界が開け藻岩山が見えてきました。ここは見晴らしが良いので一休みするのに丁度良い。↓
フッズスキー場のある豊栄山、豊見山、豊平山の藤野三座等を一通り見渡して再び登り始めます。↓
7合目を過ぎると細い登山道は明瞭ですが隣は崖ですので注意して進みます。↓
8合目の標識。↓
青山が見えてきました。↓
道中でこのあたりが最も危険個所だと思います。ワイヤーが固定されていますのでしっかりつかみ、神経を集中して登っていきます。事故は下山中が多いです。↓
ここから落ちたらひとたまりもない。↓
ふーう、難所を過ぎて再び花見登山。オオカメノキが咲き出しています。↓
ツツジは散り出していました。↓
急傾斜な箇所はロープを利用して登りました。↓
ロープで登っていると9合目の標識がでてきます。↓
山頂の直下で西口ルートと合流します。八剣山北峰に向かう場合もこちらからになります。↓
剣の上歩き、狭くて尖っています。↓
八剣山の剣を見下ろします。↓
標高498.8m、札幌50峰八剣山登頂。↓
山頂広場ではコデマリがお出迎えです。↓
ヤモリもいました。↓
では360度パノラマを楽しみます。左、盤龍山と右、札幌岳に挟まれ、写真中央に狭薄山が頭だけ見えている。↓
ここからだと空沼岳は盤龍山の真後ろです。
札幌岳。↓
奥に中岳、無意根山、長尾山と続く稜線が見えます。手前中央に奥夕日岳と右手が夕日岳。↓
中岳と無意根山をズーム。↓
余市岳の方向。
切り株のような神威岳にズーム。↓
石山の市街地と奥に白旗山が見えています。↓
ぐるっとパノラマ動画。↓
下山も慎重に、本日も安全登山お疲れさまでした。
随時更新、他の札幌150峰登山記事はコチラから。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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