札幌中心に道内の山々をのんびり歩いているヤマプラです。
今回は札幌50峰にして北海道100名山にも数えられる名峰、神威岳と札幌50峰の烏帽子岳を縦走した時の登山記です。
登山専門サイトでは通称カムエボと呼ばれ人気の縦走路です。
札幌近郊の1000mクラスの夏山ルートで縦走路が整備されているのは現在このルートだけとなってしまい札幌の登山愛好者には貴重な存在です。
神威岳までは途中から急勾配な箇所やロープを利用して上り下りする沢越え箇所もありますが初心者向けのルートです。
神威岳から烏帽子岳までの稜線はアップダウンの勾配が厳しく、直線距離から想像する以上に体力消耗が激しいのでレベル判定は中級者向けとなります。
自信は無いけど一度行ってみたくなった方は神威岳単独でも十分楽しめると思います。この2座の山容は札幌湖や国道230号線、小金湯から見ることができます。↓
神威岳は札幌市南区に位置する標高983mの北海道100名山に選定されている山です。
その切り株のようにみえる岩塊の山容が特徴的で下から見るとどう登るのだろうと思えますが安全に山頂まで登ることができます。
登山口は国道230号線から百松橋に入る百松沢林道コースが一般的です。
札幌湖側のコビキ沢から沢沿いを登るルートもあり、丁度今回の私の登山日に整備が終わったところでした。
距離的にはこちらの方が短いのでボランティアの方々のご苦労によりコビキ沢ルートも今後人気となるかもしれません。↓
烏帽子岳は神威岳の隣で同じく札幌市南区に位置する標高1109.4mの札幌50峰に数えられている山です。
登山専門サイトや夏山ガイド本では一般的では無いと紹介されていますが、今回紹介する縦走路が近年整備され、令和4年度秋の時点でもボランティアの方々のご苦労により整備済みのルートとなっていました。↓
本日の山行記録はコチラ(登山日10月16日)↓
距離 : 17.3キロメートル
高低差 : 870m
所要時間 : 8時間00分
休憩 : 時間18分
レベル : 中級者向け
主なコースタイム
百松橋7:46→
→8:42神威岳登山口→
→10:20縦走路分岐→
→10:18神威岳10:32→
→10:44縦走路分岐→
→11:43烏帽子岳11:48→
→12:52縦走路分岐→
→14:35神威岳登山口→
→15:46百松橋
国道230号線を走り札幌から小金湯に向かいました。
本日もいい天気、神威岳と烏帽子岳もご機嫌で登山が楽しめそうです。↓
百松橋の正面に駐車するのはNGです。
手前の取付道路か向かいの取付道路を利用して駐車します。
公共交通機関も利用できる登山口です。
バス停は登山口目の前のじょうてつバス百松橋。
札幌駅と真駒内駅からの発着便が日中終日運航しているので自家用車が無い方にも優しい登山口です。↓
百松橋は車の通行はもちろんできませんが、今回は橋の前に駐車も禁止となつていました。↓
では百松橋を渡って登山スタート。↓
ここでのお約束は渓流チェック。この時期の眺望は見逃せません。↓
小さい滝があります。↓
スタートはいい天気でムーンショット。↓
橋を渡ると登山ポストが備えてある百松沢小屋がありました。
用紙が満杯でしたのでここはスルー、2又に分かれた林道がありますが右手の百松沢林道に進みます。
神威岳までは6.5キロの看板が出ています。↓
爽やかな朝の林道を散策です。↓
20分程歩くと神威岳の案内看板があります。
一旦林道から離れる短絡路の入口です。
いずれ合流しますが遠回りになるので看板は見逃さないほうがお得です。↓
15分程歩いて再び林道と合流します。
ここが短絡路の終点ですので林道終点に向かい左側に進みます。
右に行くと元に戻ってしまします。↓
この後は迷わしい分岐はありません。
紅葉を楽しみながら進みました。↓
1時間ほどで林道の終点です。
直線距離としては半分以上進んでいますがここから本格的な登山道となり時間がかります。
神威岳までは2.9キロ、烏帽子岳まで4.2キロです。↓
イタヤカエデ、シナノキ、シラカバ等の色とりどりの登山道。
勾配は急ですが休み休み登ってます。↓
スタートから2時間ほどで見晴らし台に到着しました。
神威岳を見上げます。
あと1時間ほどで神威岳に登頂です。↓
更に20分ほど高度を上げていくと巌望台に到着します。
神威岳の切株岩壁が近づき、北海道100名山の迫力が感じられます。↓
さっぽろ湖側から登るコビキ沢ルートの分岐に着きました。
両脇はすごい笹薮ですがこちらのルートも本日ちょうど整備か終わったところでボランティアの方々が登ってきました。↓
手前に左から八剣山北峰と八剣山、黄金山、奥に豊見山と豊栄山が重なっていて真ん中が藤野富士、その右が豊平山。藤野の低山オールスター
神威岳に向かう最後の難所、ロープを利用しないと足が滑って危険です。↓
縦走路の分岐に到着しました。
ここまで来れば神威岳はすぐです。↓
標高983m北海道100名山、札幌50峰神威岳登頂。↓
本日の眺望は最高でした。
神威岳、烏帽子岳と並び神威三座と呼ばれる百松沢山。
左ピークが百松沢山北峰、右ピークが百松沢山南峰。↓
電波塔の有る手稲山本峰とその左ピークが手稲山西峰。↓
三角山、大倉山、奥三角と連なる稜線、藻岩山や砥石山の方向。
樹海の彩が綺麗でした。↓
行動食をとり次の目的地に向かいます。
難易度的は烏帽子岳の方が高く急傾斜登山道の登り降りを往復します。
ロープが必要な急傾斜を下りコルに向かいます。↓
細尾根のコルから色づく烏帽子岳を撮影。↓
コルを過ぎると烏帽子岳の山頂まではとにかく急でした。
体力を奪われていきますが、途中の小さな紅葉に癒されました。↓
再び視界が開け藻岩山や左手に砥石山を見下ろします。↓
砥石山に連なる樹海↓
空沼岳、札幌岳の方向を見ると左奥の支笏湖方面にイチャンコッペ山が見えました。↓
急登りを過ぎて緩やかになります。山頂広場は一番奥です。↓
標高1110m、札幌50峰烏帽子岳登頂と三角タッチ。↓
さっぽろ湖の横に小天狗岳
手稲山の方向、右端のピークがネオパラ山。↓
下山します。
神威岳と樹海を見ながらの下山です。
黄葉、橙葉を見ながらまったりと下山しています。↓
間もなく林道、朝よりも綺麗に感じます。
林道に戻り豊平川を撮影。↓
百松橋に到着、これだけ綺麗なゴールインは滅多にありません。
本日も安全登山、お疲れさまでした。↓
夕方近くになってしまいましたが、百松橋からの紅葉はまだ綺麗でした、最後に撮影して撤収します。↓
神威岳百松沢林道コースの駐車場はコチラ↓
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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