yamapura’s blog

大人の遠足日記

喜茂別岳(札幌50峰)登山 手軽な穴場のビュースポット

札幌中心に道内の山をのんびり歩いているヤマプラです。

喜茂別岳は札幌の西南にある京極町との境、無意根山や中岳をのせたなだらかな山稜の南端ある山です。

その山容は国道230号線、札幌から向かうと中山峠を越えたあたりから見ることができます。↓

中央、喜茂別岳(国道230号線より)右手に無意根山への山稜が伸びる

 

札幌50峰の一座である標高1076.8mの喜茂別岳に9月上旬登った時の登山記です。

喜茂別岳の夏山登山口は3つあります。

中山峠コース、黒川コース、そして黒川コースのショートカットに開かれた黒川短縮コースです。

今回利用したのは最も距離が短く、お得感のある黒川短縮コースを利用しました。

天気の良い日には数組の利用者がありますが、本日はゼロ。

知る人ぞ知る穴場の軽登山コースです。

急な登りが少なく、緩やかな箇所が大半で、ストレスの無いハイキングが楽しめるいいルートです。

又、森林限界を超えたあたりから見られる眺望は見事、山頂の360°パノラマ眺望は何度も通いたくなる素晴らしいものです。

喜茂別岳黒川短縮コースの山行記録はコチラ。タイムは年齢、性別、体力により個人差が激しいので目安とし、余裕を持ってハイキングを楽しんで下さい。(登山日9月10日)↓

 

距離 : 7.1キロメートル

高低差 : 450m

所要時間 : 3時間31分

休憩 : 30分

レベル : 初級

 

主なコースタイム

S黒川コース短縮ルート登山口10:0310:37見晴し台10:4211:31喜茂別岳11:5412:37見晴し台12:4013:11黒川コース短縮ルート登山口13:11ゴール地点G

 

いい天気の休日、どの山に行っても楽しそうだし、ドライブも楽しそう。

こんな日に登りたいのが喜茂別岳、一度登ってお気に入り、夏も冬も楽しめる山です。

半日予定の山行、そう暑くもならないだろうと水分1リットルと軽食を買い求め喜茂別岳黒川短縮コースの滝駐車場へ向かいました。

眺望の素晴らしいこの山をマイナー化させているのが、駐車場へのアクセスの悪さ。

記事の最後にグーグルマップにプロットしますが、初訪のドライバーにはわかりづらいので先ずは駐車場までの写真解説です。

札幌から向かい、中山峠を下ること約7キロ、下りきったところにぽつんと取り付けがあります。目立つ目標物も無いのでうっかりすると見逃してしまいそうですが脇に看板が立っているので確認出来ます。↓

林道中岳線 入口

林道中岳線

林道中岳線 標識

林道自体は一部荒れている箇所もありましたが、普通乗用車で無理なく進むことができる林道です。

砂利道で、勾配のきつい箇所は舗装で整備されています。↓

林道中岳線

 

林道を2キロ程進むと分岐があります。

右手に曲がると黒川ルートの登山口があります。

今回は黒川短縮ルートを利用しますので舗装道路をそのまま進みまます。↓

左、黒川短縮コース、右は黒川コース

さらに2キロ進むと左手に駐車場、右手に登山口がでで来ます。

数台分の駐車場です、奥にも数台駐車できるスペースがあります。

黒川短縮コース 駐車場

先客はありません。熊鈴をセット、熊笛をピーピー鳴らして登山スタートです。

黒川短縮コース登山口

 

山頂までの案内標識、3.7キロと藻岩山の旭山公園コースと大差ありません。

体力的にはむしろこちらの方が楽だと思います。

道中にも案内看板があり、目安になります。

わかりやすい一本道でGPSを持っていますが取り出す必要はありませんでした。↓

案内標識

 

入山すると黒ヘビがお出迎えしてくれました。

ゆうゆうと藪に戻っていきました。↓

クロヘビ

クロヘビ

 

意外なお出迎えはあったものの、序盤の登山道は笹薮に覆われています。

勾配が緩くてストレスフリーの登山道です。↓

登山道

 

400m程進んだところで、黒川コースと合流します。

やはりこの短縮コースはお得感がある、山頂へは左です。

黒川コースと合流


黒川コースと合流

 

シラカバに囲まれた登山道を進みます。

登山道

全般的に危険個所や難所、苦しい箇所の無い登山道です。

唯一気になったのが大きな倒木。

足が短いのでまたぐのに苦労しました。↓

倒木

特に変化はありませんが、青空の下、シラカバに囲まれた爽やかなトレッキングです。↓

登山道

 

30分程歩くと開けた場所が見えてきました。見晴らし台です。↓

見晴台

 

その名の通り、眺望のいい場所です。

ここでリュックを下し一息つくことにしました。↓

見晴台

 

本日の目的地、喜茂別岳ピークが見えます。

喜茂別岳

札幌岳狭薄山空沼岳と続く稜線ライン。

札幌岳、狭薄山、空沼岳

南の方に目をやるとホロホロ山と徳峻別山の双耳峰やオロフレ山まで見えました。

中央の双耳、ホロホロ山と徳峻別山とその右ピーク、オロフレ山

 

高度を上げると一部紅葉が始まっていました。↓

紅葉スタート

 

路傍の花も見られるようになりました。

ヤマハハコの群生は多く見られました。↓

ヤマハハコ

もう終わりのようですがエゾゴマナ、凛数も少なかったです。

エゾゴマナ

オオカメノキの実がありました。↓

オオカメノキ

 

視界が開け、羊蹄山が見えてきました。↓

羊蹄山

山頂まで500mの標識があり、目視でも山頂が見え始めます。↓

山頂まで500m

 

山頂手前にも写真スポットがあります。

羊蹄山と歩いてきた稜線ライン。↓

羊蹄山

ハイ松も紅葉が始まっていました。↓

ハイ松の紅葉

 

特に苦もなく、山頂広場に到着しました。↓

山頂広場

絵になる山頂標識です。↓

山頂標識

記念撮影、札幌50峰、喜茂別岳登頂。↓

記念撮影

 

三角タッチ。↓

三角タッチ

さて、喜茂別岳は道央の山々のオールスター戦が見られる穴場のビュースポットです。

羊蹄山からスタートして左廻りに選手の紹介。

何度も撮ってしまった道央の主峰羊蹄山。↓

羊蹄山

昆布岳↓

昆布岳

 

小さいながらも急登が続く尻別岳↓

尻別岳

 

胆振のランドマーク、ホロホロ山と徳峻別山の双耳峰、その右手ピークが花の名山オロフレ山。↓

徳峻別

支笏湖方面、中央左ピーク、漁岳、中央がネコ耳の恵庭岳、その右が小漁山。

左奥には1000mクラスのフレ岳、丹鳴岳越しに不風死岳の3ポコピークや樽前山の溶岩ドームも見えていました。↓

恵庭岳

札幌方面を望みます。

札幌岳狭薄山空沼岳の綺麗な稜線ライン、↓

札幌岳、狭薄山、空沼岳

左から台形の山容、烏帽子岳、南峰、双耳の百松沢山北峰と百松沢山南峰、切株のような神威岳。↓

烏帽子岳、百松沢山、神威岳

 

右、ロックな山頂、定山渓天狗山の右手奥に迷沢山手稲山も見えました。

定山渓天狗岳

 

手稲山をズーム。↓

手稲山

 

すぐ横に並河山、中岳、無意根山が見えます。

今回の喜茂別岳と合わせて通称、無意根4兄弟。↓

並河岳、中岳、無意根山

 

名残惜しくも、下山。また来たい、お気に入りの夏山ルートです。

下山開始も目の前は尻別岳、昆布岳、羊蹄山、ニセコアンヌプリです。

下山中の眺望

 

山頂付近でよく目にしたアキノキリンソウ。↓

アキノキリンソウ

登ってくる時に見落としていたハイオトギリ、一凛だけ見つけました。↓

ハイオドギリ

リンドも多く見られましたが、開花していませんでした。

やや開いているのを一枚撮影しました。↓

リンドウ

積丹方面に視界が開けてきました。

積丹の双耳峰、余別岳と積丹岳まで見えています。

積丹方面

見晴台まで戻ってきました。

中山峠の方向。電波塔のある山がこの後登る蓬莱山、左手前は小喜茂別岳。↓

蓬莱山

金色のキノコ、ハタケシメジのようだ↓

金のキノコ


本日も安全登山で下山完了。

軽登山ですが、この山は晴れの日じゃないともったいない、いいハイキングコースです。

下山

 

喜茂別岳黒川短縮コースの駐車場はコチラから↓

 

喜茂別岳は晴れじゃないともったいない山、喜茂別岳のテンクラはコチラから。

 

他の札幌150峰記事はこちらから↓

yamapura.hatenablog.com

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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