yamapura’s blog

大人の遠足日記

阿部山(札幌50峰)登山 登山愛好者向け、小粒ながらもぴりりと辛い急登ハイキング

阿部山(札幌市西区平和より)

札幌中心に道内の山々をのんびり歩いているヤマプラです。今回は天気が良かった晩秋の休日を利用して阿部山に登った登山記です。そう登山客も多くない登山愛好者向けの登山道ですが気になった方の一助になれば幸いです。

阿部山とは

阿部山は札幌市西区平和にある標高703m、手稲平和霊園の西に位置するの山で札幌50峰に選定されています。西区平和の奥に佇む低山で特に目立つ山でも無いので一般的な認知度は低いお山です。冬に登る登山愛好者も多いですが綺麗に笹が刈られた夏ルートも整備されており夏山登山ルートとして登ることができます。しかし全線に渡りほとんど眺望が無く特に登山道としての情報が多いわけでは無いので知る人ぞ知るルートとなっています。↓

阿部山(平和丘陵公園より)

阿部山駐車場

阿部山登山の駐車場は手稲平和霊園に入り左手の園路を奥まで進むとゲートの付いた林道の入口があります。林道入口の両脇に数台駐車できるスペースが有るので登山者はここを利用すると便利です。この林道は良いアイノネギが取れると山菜愛好者に人気のようで山菜のシーズンには多くの駐車が見られる駐車場ですが阿部山の山頂まで行く方は多くはありません。又、3月のお彼岸には除雪も入るのでこの駐車場から人気の冬山登山コースである百松沢山に登ることもできます。初めての方は下のグーグルマップか「手稲平和霊園ルート検索」でご確認下さい。

駐車場と登山口

阿部山コース、所要時間、難易度

阿部山の駐車場に駐車して山頂まで1時間15分程、天気が良くいい散策でしたが急勾配が多く下山で膝が痛くなってきた。すでに4回は登っているが相変わらず甘く見ると痛い目に合う山でした。踏み跡をたどるルートですが落ち葉が多い時期には踏み跡がロストしやすくなります。私も最初来た時には甘く見てGPS等用意しないで登ったところルートロストで山中をさまよい山腹を一直線に登り力づくで山頂に着きましたが登山道が有って大ショック。腹いせに下山で紛らわしい箇所にピンクテープを付けまくりましたが登山の基本を教えてくれた山行でした。初心者の方でいきなり阿部山に登りたいという方はいないと思いますが、登山は準備が8割、念のためGPSなど遭難対策は必要な山です。登山自体のレベル判定は初級ですが札幌50峰を目指す愛好者向けの登山道です。↓(登山日 11月4日)

  • 所要時間、難易度↓
  • 距離 : 5.0キロメートル
  • 高低差 : 480m
  • 所要時間 : 2時間31分
  • 休憩:6分
  • レベル : 初級
  • 主なコースタイム↓
  • →10:06平和霊園駐車場→
  • →11:21阿部山11:27→
  • →12:37平和霊園駐車場

阿部山登山道

登山口から正面に見える阿部山、スタートします。

お隣が手稲山。

5分程林道を進むと大きな渡渉が出てきます。うまい具合に飛び石が有るので水量の少ない時期は登山靴をぬらさずに渡渉できます。春先は水量が増していますの長靴を用意しておくと便利です。

紅葉時期は過ぎてしまったが常緑のエゾマツも青空なら映える。↓

序盤は宮越沢川と並行に走る林道歩きです。トドマツの静かな道。

カラ松の黄葉。↓

ミズナラの黄葉も少々残っていた。↓

スタートから10分程で三叉路があります。初めてだと緊張の瞬間、左は砂防ダム、右手に赤い矢印が付いているので紛らわしいですがどこまで行くか知りません。正解は真ん中です。

赤い矢印は登山と関係ありません。(細かい話ですが私が最初に登った時はこの情報が無くかなり不安でしたので)↓

矢印は無視して真ん中を進む

スタートから15分程、土管のある沢を超えると阿部山に向かう分岐がでてきます。標識は小さいので右側を注意しながら進むと見つかります。↓

小さな標識。

標識の後ろにも踏み跡が見え紛らわしいが登山道は沢沿いに右手に入った倒木が目印の所です。私も最初に来た時はウロウロとした場所です。本日はピンクの明示テープが残っていた。倒木を乗り越えて進みます。最初から間違えると体力が削られるだけですのでここは注意して探って下さい。↓

倒木を過ぎると上に登る踏み跡があります。ここから1本道の登山道です。↓

最初は低い笹薮、丁寧に刈られており明瞭です。

などといつまでものんびりさせてくれるお山ではありません。すぐに急登りスタート。先ずは1つ目のコブ、右手からジグを切ってとりつく登山道です。ここからが本番、初めての方は特に踏み跡を見逃さないように注意が必要です。一旦外れるとどこも似たような山腹の風景ですので目視で登山道に戻ることは難しいです。あれっと思ったら冷静に、安全策の基本は来た道を冷静に正確に戻ること、明示テープ等をつけたり目印を記憶したり写真に残したりしながらいつでも戻れるように登ることです。

コブに取り付くと少し緩くなります。コブを見てぬか喜びしないよう最初に行っておくとこれを4回繰り返してやっと山頂です。ミズナラやイタヤカエデが多く見られる森です。紅葉のピークに来たらいい山だろうなぁ。

2回目の急登スタート。↓

一気に登ると苦しくなる登りでした。また少し緩くなった。稜線の奥に次のコブが見えるが山頂はまだ先だ。

山頂に近づくと細尾根歩きとなりました。ここは間違えようが無い、間違えると落ちるし。↓

では3回目の急登スタート。↓

3回目のコブのてっぺんにピンクテープがある。励みになるがまだ山頂ではない。↓

何か見えるだけでも珍しい山です。本日は三角山と大倉山を発見。↓

平らな細尾根を歩いてつぎのコブが山頂です。

山頂についても何も見えないので見えるものだけは見ておこう。中央ピークが百松沢山北峰。この位置からだと南峰は北峰の真裏で見えません。写真左のピークがシルバーザッテル、右奥に烏帽子岳の頭だけ見えている。

木陰の間から円山が見える箇所を発見。↓

木陰からいろいろ探ってやっと山頂です。↓

標高703m,札幌50峰阿部山登頂。

北隣に手稲山、西隣に迷沢山、しかしほとんどわからない。

やはり眺望の無い山頂でした。阿部山の御神木、山頂のシラカバを撮って下山します。

手稲山のお隣の山ですが手稲山が見えるのは登山口だけ。本日も安全登山お疲れさまでした。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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