yamapura’s blog

大人の遠足日記

迷沢山登山(札幌50峰) 天狗岳の眺望を求めて

札幌中心に道内の山をのんびり歩いているヤマプラです。

札幌150峰の一座にして札幌50峰の一座でもある標高1005.3mの迷沢山の本峰に7月上旬登った時の登山記です。

◇◇◇◇◇目次◇◇◇◇◇

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迷沢山とは

迷沢山は手稲山の隣にある山でその山容は手稲山ケルンから良く見ることができ、本峰と北峰からなる双耳峰となっています。

また、手稲からは見えませんが、裏手に西峰があり、そちらは札幌150峰番外編の一座に数えられています。↓

迷沢山

夏ルートの登山口は札幌定山渓と小樽朝里を結ぶ道道1号小樽定山渓線沿いの上平沢林道になります。

ここは入口ゲートが閉まっていますので道道からひたすら林道を歩くルートが登山ルートなります。

夏山ガイド「道央の山々」を始め登山専用サイトや札幌50峰紹介ブログ等では良く出てきますが登山道として一般的な認知度は低いです。

始めて行ったときは札幌50峰峰狙いで駆け抜けましたが、再訪してみて距離こそ長いものの、比較的難易度は低いので家族や友人、恋人とゆっくりハイキングしたい時にはいいルートではないかと思いました。

迷沢山コースタイム・難易度

登山アプリヤマレコに記録した山行記録はこちら↓

距離 : 11.9キロメートル

高低差 : 637m

所要時間 : 3時間20分

休憩 : 20分

レベル : 初級

 

迷沢山駐車場

曇りの予報でしたが起きてみると遠望までは望めないもののそこそこいい天気。

1000mクラスの山々の眺望が楽しめる迷沢山に行くことにしました。

登山者用に駐車場がありますが特に目立つ表示はありません。

グーグルマップにプロットしましたので記事を読み終わった後、行ってみたくなったらルート検索にご利用下さい。

駐車場は数台駐車できます。↓

迷沢山駐車場

グーグールマップに駐車場プロット。↓

登山に行く前にお天気チェック、迷沢山のテンクラはこちらから↓

迷沢山のテンクラ

 

迷沢山登山道

入口は上平沢林道です。札幌から走ると手前に迷沢林道があり紛らわしいです。

特に目立つ目印はないのですが入口を一枚撮影しました。

始めての方はゆっくり探さないとわかりづらいです。↓

道道より迷沢登山口

入口にはゲートがあって閉鎖されています。

山菜シーズンには車で上がっている人も見ましたが純粋に登山として楽しむのであればルールを守りここからの登山が良いでしょう。↓

迷沢山登山口

入口の案内看板

特に目立つものはない緩い林道歩きがメインの登山コースです。

本日、札幌は30℃超えとなり登山時は熱中症がハイリスク。

このルートは木陰が多いのでピッチを守り、早めの水分補給で登りました。↓

迷沢山登山道

退屈な林道歩きですが気になるのは路傍の花たち。

登りではまだ開花していないものがありますが取材しながら登ります。

ウツボグサの群生は数か所で確認できました。

ウツボグサ

札幌市内の山々でこの時期よく見かけるダイコンソウ。

迷沢山の路傍にも群生していました。

登りの時は開花は数凛でしたが下山中は皆さん起きて、見事な黄色いお花畑を見せてくれました。↓

ダイコンソウ

高度を上げると序盤では終わっていたクルマバソウがまだ残っていました。

小さくて華聯な白い花と美しい円形の葉容,相当な群生でしたので春先は見事でしょう。↓

クルマバソウ

同定が難しかったですが大きな葉容からオオハナウドに見えました.

山中に数凛確認できました。↓

オオハナウド

札幌市内の登山道でよく見かけるハクサンチドリ。

今回は一凛だけで逆に貴重に感じます。↓

貴重?、迷沢山のハクサンチドリ

スミレの花も徐々に開花しだしまた。

タチツボスミレの白バージョンかと思いましたが葉をよくみるとヒカゲスミレの方が近いと見えます。

グーグルレンズでもスミレはハズレが多く、難しいです。↓

ヒカゲスミレ

広い林道で徐々に高度を上げると分岐が出できます。

一本道で初めてでもそう道迷いはなさそうなルートですが開けた直進ルートと右折ルートの分岐が現れました。

正面は送電線で、本ルートは大きく右に曲がるカーブです。↓

迷沢山登山道 土場付近

本日は遠望はありませんでしたが、近郊の山々は良く見えました。

送電線まで登ると手前に白井岳、山頂は雲に隠れていましたが奥に余市岳が望まれます。↓

白井岳と余市岳

定山渓天狗岳、ヒキタ峰、白井岳の圧巻な眺望は苦登の価値があります。↓

定山渓天狗岳、ヒキタ峰、白井岳

定山渓天狗岳の雄姿はお気に入りです。↓

定山渓天狗岳

しばし眺望を楽しみ休憩した後、山頂へはもう少し登ることになります。
20分ほどかけて、長い直線のあとのカーブを抜けると山頂直下の広場があります。
この右手の森に目をやると山頂までの標識がついています。↓

山頂直下の広場

標識

標識

ここから森に入ると丁寧に笹が刈られてあります。

うっそうとしていますが一本道ですので迷わず山頂まで行けます。↓

山頂までの伐開線

5分ほど熊笛を吹きながら進みました。今回は熊の気配はありませんでした。視界が開け山頂広場に到着。三角点と山頂標識があります。↓

山頂広場

記念撮影しますが、今回はアゲハ蝶にすっかりなつかれてしまい離れようとしませんでした。

アゲハ蝶

山頂標識で記念撮影↓

山頂標識

山頂は一部開かれており、手稲西峰、手稲山ネオパラ山が良く見えました。

左から手稲西峰、アンテナのある本峰、右手のピークがネオパラ山

下山はともすれば退屈な林道歩きになりがちですが日が高くなり花たちが開き始めていました。

登りの時に見られなかった花畑になっている箇所もありました。

ハクサンチドリともんしろ蝶

スミレの花畑

ダイコンソウの花畑

登りでは気が付かなかったエゾアカバナも一凛発見↓

エゾアカバナ

蝶たちが飛び回る林道でした。中々シャッターチャンスはありませんでしたが都会では見られない蝶も撮影することができました。

先ずは黒い紋様が目を引くコミスジ。↓

コミスジ

頭の上を飛び回っていたキラキラとした綺麗な羽をもつカラスアゲハ、撮影を諦めて先に進むと追いかけてきて目の前でじっとしていてくれました。↓

カラスアゲハ

カラスアゲハ

退屈な林道歩きの下山も花や蝶にいやされ楽しい思い出となりました。

本日も安全登山、お疲れさまでした。↓

登山終了

随時更新中、他の札幌150峰登山記録はコチラから↓

yamapura.hatenablog.com

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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