札幌中心に道内の山をのんびり歩いているヤマプラです。
ネオパラ山は手稲山と稜線を成している標高838mの山です。
札幌150峰の一座でもあるネオパラ山を8月下旬に登った時の登山記です。
手稲山は札幌のランドマーク的存在で、登山しない方でも認知度は非常に高い山ですが、その弟分のネオパラ山を気にした事がある方はあまりいないと思います。
普段、さんざん手稲山に登っている私も、手稲山のオマケだろうと今まで行く気にはならなかったのです。
今回の休日は天気が悪かったのですが午後から手稲山の方向に日射しが見えました。昼からでも手軽に登れるネオパラ山に初めて登ることにしました。
行ってみて嬉しい発見、手軽で時間、体力そうもかからないのですが、ビュースポットもある良い軽登山道でした。↓

テイネハイランドやオリンピアハウス等、観光資源として活用されていた手稲山の麓。現在、ゴルフコースは賑わっていましたが、その他の施設は休業となっています。
手稲山の山頂に多くの通信事業者が電波塔を建てていますので、管理道路は舗装されており、このルートなら初心者でも手軽に手稲山の登山を楽しむことができます。
ネオパラ山はこの管理道路から分岐した登山道があり、手軽に望洋登山が楽しめる整備されたいいルートでした。↓

本日の山行記録はコチラ↓
距離 : 6.3キロメートル
高低差 : 260m
所要時間 : 1時間44分
休憩 : 13分
レベル:初級
主なコースタイム
ハイランド駐車場→13時44分
14時28分→手稲ネオパラ→14時41分
15時28分→ハイランド駐車場
旧オリンピアハウス前にあるハイランド駐車場は広々です。
人気の手稲山の最短登山ルートでもありますので、相当の台数が駐車していても、空きスペースに困ることはありません。↓


ゲレンデを直登するショートカットも有り、初登りの方は悩ましいでしょう。
ショートカットルートは距離は短いですが急登です。
強い日射しからの逃げ道が無く、夏場の炎天下ではは体力消耗が激しいので登りは木陰で涼しく登れる管理道路を利用し、ショートカットは下山で利用することにしました。
管理道路の入り口にはゲートがあります。↓

管理道路をゆるゆると登って、目指すネオパラ山、すぐそばに見えてます。↓

今回の山行は短時間でしたが、秋の花が咲き始めており、路傍の花々が多く見られました。
先ずはアワダチソウの群生が居ました。
路傍に咲く秋と晩夏の花々を撮影しながらのんびり登ることにします。


手稲山登山道の路傍でサラシナショウマの自生も確認できました。↓

意外なことに、もう終わりと思っていたアジサイがこのルートではまだ多く見られました。様々な色合いが有ってそれぞれに群生していて楽しめました。淡いブルーのアジサイ↓

白いアジサイ↓

青いアジサイ↓

紺色のアジサイ↓

ピンクのアジサイ↓

いろんな色のアジサイが有って面白いルートだなぁとのんびり歩いていていると、ゲレンデと合流します。ゲレンデの斜面を利用した手稲山本峰へのショートカットがあります。右手のショートカットに進むとネオパラ山の分岐を通り過ぎてしまいます。ネオパラ山へはショートカットを利用しないで、ひたすら管理道路を直進です。↓

登山自体は退屈な管理道歩き、キョロキョロしながら登っていきました。ヒメジョオンは各所で見られました。↓

ウツボグサは一部で群生していました。↓

秋の定番、オオカメノキの実がなってました。↓

トリカブトは各所で群生しています。↓

サトキマダラヒカゲが休んでいました。↓

高度が上がると、ヤマハハコも見られるようになりました。↓

エゾノコンギク、野菊の代表格は手稲にもしっかり自生していました。↓

ネオパラ山のゲレンデに出ました、眺望が広がります。



ゲレンデから程無く、分岐が出てきます。よそ見をしていると見逃してしまいそうな、特徴の無い分岐です。奥を良く見ると建物が見えています。ネオパラ山の旧ロッジです。注意さえしていれば、GPSの必要ない目視で登れるルートです。↓

ここを左に曲がるとネオパラ山です。↓

直線の道を進んでいくと分岐がありました。ここも直進です。地図を見ると右ルートからも登ってこれそうでしたので、下山してしまいます。↓


艶やかな紫、トリカブトの群生がいます。↓

リフトの跡地に着きました。ここも廃墟となっています。

手稲山が見えました。↓

旧ロッジに到着しました。山頂へは標識が出ていて、下草も丁寧に刈られています。ちなみにロッジのドアは開いていましたが、トイレは使用できません。↓



唯一、登山道っぽい山頂直下。すぐに山頂に到着します。↓

やや開けた山頂広場に到着しました。↓

標高838m、札幌150峰ネオパラ山登頂。↓

本峰に登った時も多かったですが、手稲山は虫がまとわりつく山です。虫よけはあった方が快適です。↓

山頂からの眺望はあまりない山ですが、石狩湾側が開かれており、海を望むことができます。本日はうっすらとでしたが、霞がなければ増毛山地が見えるでしょう。


下山中に烏帽子岳がくっきりと見えるポイントがありりました。↓

空沼岳、狭薄山、札幌岳の稜線ラインもくっきりと見えました。↓

天気も上々になってきました。

支笏湖方面に恵庭岳確認、イチャンコッペ山まで見えていました。↓


本峰の山頂付近でも見たことありますが、コウリンタンポポが一凛だけ咲いていました。

アサマイチモンジも休憩中のところを一枚撮影。↓

下山はショートカットを利用することにしました。ゲレンデを一気に下ります。↓


ショートカットを下ってゴール間際にピンクのヤナギランを発見。数凛です。無計画にのんびり登り出した本日の登山、最後まで飽きない山行となりました。

夏の花、マメ科のクサフジ。ショートカットルートの麓に数凛まだ残っていました。↓

マイナーな山の軽登山、殺風景な山行記録となるかなと思いましたが、晩夏と秋の花のハーモニー、お休み中の蝶、望洋展望やお気に入りの烏帽子岳や恵庭岳も見られていい夏のひと時を過ごせました。
登ってみての結論、ゆっくり手稲山に登れれば最高ですが、手稲山まで登る時間が無い、もっと軽めに登山したい時は弟分のネオパラ山がオススメです。
手稲山はヒグマの生息地ですので、熊鈴、熊笛は忘れずに。
(手稲山はもちろん、三角山にも藻岩山にもヒグマは普通にきます)
下山して楽しかったのでネオパラ山を主役にした写真を撮りに行きました。

ネオパラ山登山の駐車場はコチラ↓
手稲山のテンクラはコチラから
他の札幌150峰記事はこちらから↓
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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