札幌中心に道内の山々をのんびり歩いているヤマプラです。今回は私のお気に入りの一座、砥石山小林峠ルートの案内です。札幌市の南区と中央区の境界となる砥石山、三角山、八垂別を結ぶ稜線に自然歩道が整備されており、手軽に縦走を楽しむことができます。↓
砥石山は標高826.3mで同じく標高800m級の割山、700m級の三角山や600m級の奥盤渓山、盤渓山と連なる砥石連座の主峰であり札幌50峰に数えられる山です。
山名の由来は刃物を研ぐ砥石と思われますが定かではありません。
札幌の市街地からだと丁度、藻岩山の裏手の位置にあたり直接見ることができませんが南区や西区からその山容を楽しむことができます。↓
三角山は砥石山の隣にある標高700mのピークで札幌150峰に数えられています。
砥石山から見るとその名の通りポコンと綺麗な三角形をしており見た通りの山名となっています。
登山道としての知名度はいま一つですがなかなか眺望が良いので年に一度は登りたい一座です。↓
八垂別(はったりべつ)は砥石山の小林峠ルートから登ると最初に登る標高434mの低ピークです。
現在の川沿、北の沢、中の沢、南の沢地区の旧名称からつけられた山名で他にも八垂別の滝にかつての地名が残っています。
三角点のあるピークには自然歩道はありませんが伐開された踏み跡が明瞭ですので気になる方は立ち寄って見るとよいでしょう。
よくありがちな山塊ピークで私も気にしたことはありませんが麓に旧コバビレッジのスキー場跡地が目印となる山でお隣の三菱山から見ることができました。↓
広い駐車場があり距離も短い中の沢ルート、今回登った小林峠ルート、距離が長く専用の駐車場が無い源八沢ルートと砥石山のピークに行く登山口は三か所整備されています。
このうち八垂別と三角山の両座に立ち寄れるのは小林峠ルートだけですので今回はこのルートの紹介です。
登りで登山道案内、下山は紅葉過去撮影した紅葉ピーク時の写真で紹介します。。
山行記録はコチラ(登山日10月29日,10月16日)↓
距離 : 9.5キロメートル
高低差 : 520m
所要時間 : 3時間38分
休憩 : 13分
レベル : 初級
主なコースタイム
小林峠駐車帯→9時00分,
9時12分→八垂別山頂→
9時59分→T4分岐→
10時28分→三角山山頂→10時38分
11時05分→砥石山山頂→11時06分
11時47分→T4分岐→
12時34分→小林峠駐車帯
小林峠の駐車帯に到着しました。
10台ほど駐車でき、登山者も利用することができます。
朝ゆっくりの登山開始ですでに多数の先客がきています。
こばやし峠の石碑があります。
碑文によると、こばやし峠の貫通は昭和40年、それまでは砥石山から硬石山までの一体は陸の孤島、熊の巣だったそうです。
石碑の裏が砥石山の登山口になります。
以前、砥石山の山中で女子高生に「藻岩山はどこですか?」と聞かれたことがあります。
入口を間違え気付かず登ってしまったようです。
私も観光登山道でうかれて案内板もGPSもを良く見ず勝手な思い込みでやらかすことがあります。
初めての登山道はあせらずに登山道入口の看板を良く見ましょう。
同じ小林峠登山口でもこちらは藻岩山の反対側です。
入り口に砥石山の14.8キロに渡って整備された案内板があります。
では登山開始。
このルートの特徴は標高300mの小林峠からいきなり10分ほどの急登を我慢して標高434mの八垂別ピークに取りつくことです。
イタヤカエデの黄葉が綺麗でした。↓
夏場は視通の効かない登山道ですが晩秋のころには手稲山やネオパラ山、すぐ近くにはお隣の三菱山を右手に望むことができました。
いきなりの急登でしたがすぐに稜線にとりつき緩くなりました。
ハウチハカエデやイタヤカエデの自然歩道を進むと山火事注意の看板の横に丁寧に刈られた踏み跡があります。
八垂別に続いています。
特に見どころはありませんが手間も時間もかかりません。
このルートだけの特典ですので初訪の方は札幌150峰の一座ピークハントもいいでしょう。
標高434m、札幌150峰八垂別登頂、三角タッチ。
山頂広場は現在、樹木におおわれ眺望はききませんでした。
次に目指すは中の沢ルートと合流するT4分岐です。
一旦、八垂別をゆるゆると下ります。↓
ピークは過ぎていますが山腹の黄葉は綺麗でした。↓
T4分岐に向かう登山道。ピークを過ぎたとはいえまだ楽しめました。
のんびりとさりげない登山道だけど綺麗な風景を楽しむのが大人の遠足の醍醐味です。↓
枯れ木に生えるカワラタケ。
食用には向きません。↓
少々アップダウンしながら中腹に開かれた登山道を進みます。
シラカバ黄葉などを見てひと汗かけばストレスも感じません。↓
登山開始から1時間ほどで中の沢ルートと合流するT4分岐に到着しました。
次の目的地、三角山までは1.2キロです。
黄葉や橙葉の隙間から次の目的地、三角山が見えました。↓
登山道から藻岩山が見えだしました。↓
西区の三角山の方向です。
三角山、大倉山、奥三角山の西区低山の稜線が見えました。↓
三角山の分岐に到着。急な傾斜を50m登ればピークです。
ここは一気に登り切ります。↓
かなりの急勾配ですが距離は50mと短いです。
標高700m、札幌150峰三角山登頂↓
山頂広場は眺望がありませんがその手前で風景を楽しむことができます。
本日は奥に支笏湖の紋別岳、イチャッンコッペ山、風不死岳は雲の中、手前に藤野富士や豊見山が見えました。
真駒内の方向も良く見えました。
奥は北広山の低山塊です。
駒岡清掃工場の煙突の横が硬石山、手前の青山とは稜線でつながっています。↓
本日の最終目的地、砥石山。↓
70m程、急な勾配を下って自然歩道と合流しました。
かなりの急こう配ですので足元に十分注意が必要です。
私の場合、冬場はアイゼンを装着します。↓
山頂直下からは急勾配になります。
尾根にとりつきポコポコと3回程アップダウンして砥石山のピークになります。↓
標高826m、札幌50峰砥石山登頂↓
登りルートで登山道案内が一通り終了したところで紅葉ピーク、10月16日の山行記録からに交代。
山頂からの眺望は支笏三座の主峰、恵庭岳↓
余市岳の方向を見ると神威岳、烏帽子岳、奥に余市岳が見えます。
定山渓天狗岳は神威岳の陰から頭の方がちらっと見えます。↓
手稲山と西峰↓
では下山は紅葉ピーク時の写真から、山腹の紅葉が見事な登山道です。
砥石山山頂直下の藻岩山が見えるポイント。↓
しらかば黄葉が見事な登山道↓
山腹も色とりどりでした。↓
紅葉ピーク時のT4分岐↓
紅葉を見ながらの、ノーストレスの登山です。↓
本日も安全登山、お疲れさまでした。
知っておくと遠足に便利、小林峠駐車帯はコチラ↓
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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