わざわざ恵庭に行く価値有り！　絶品豚丼と蕎麦の名店　炭焼豚丼空海

少々時間のある休日、遠乗りまでする気にならないが札幌近郊で何か美味しいランチでもと考えてヒットしたのが札幌のお隣、恵庭市にある豚丼の名店「空海」。以前よりたびたびメディアに取り上げられ評価の高いこのお店、一度は行ってみねばと思いつつ並ぶのが面倒で伸ばし伸ばしとなっていたがようやく行くチャンスが出来ました。実際行ってみると噂通りに美味しいお店ですっかりお気に入り、年に一度は食べたい物リストに追加となりました。まだ訪店したことのない方で美味しいと評判の豚丼やお蕎麦が気になるという方の一助になれば幸いです。

炭焼豚丼空海とは
炭焼豚丼空海メニユー
一番人気　空海セット実食
炭焼豚丼空海　基本情報

炭焼豚丼空海とは

炭焼豚丼空海は札幌市厚別区大谷地から2011年11月に恵庭市島松の地に移転オープン、どちらも美味しいと評判の炭焼豚丼と手打ち蕎麦を提供する小さいながらも恵庭で大人気のお店です。自慢の豚丼の豚肉は道内産銘柄豚から厳選した生肉を毎朝使う分だけカットし炭火で焼き上げ、特製のタレをさっと絡めて自家精米した恵庭のお隣長沼産のゆめぴりかに乗せて仕上げるという一品。お蕎麦の方は他品種と比べて香りや風味が強く、甘みもあるのが特徴で人気が高い浦臼産ぼたん玄そばを週に一度自家製粉し、毎朝手打ちしている本格蕎麦。来るお客さんに素材本来の味・香を楽しんでもらいたいと素材の鮮度に拘り美味しさを妥協無く追求しているお店です。(オフィシャルページより)↓

場所は恵庭市の中でも札幌よりの島松寿町、江別市と恵庭市を結ぶ道道46号線沿いにあるセイコーマートの斜め向かい、白い看板が目印のお店です。初めての方は記事下のグーグルマップか「恵庭空海ルート検索」でご確認下さい。↓

専用駐車場が11台用意されておりドライバーにも便利なお店。ランチ時には込み合うお店ですが冬場だとすんなり駐車できました。

開店の11時前に到着、11時に暖簾を出すわけでもないので内容で時間になると前客の常連風の方がドアを開けて入って行きました。コロナは5類引き下げとなったご時世ですがこのお店は小さいので入店の際は必ずマスク着用してくださいと、感染防止協力のお願いがありましたので訪店の際はご注意願います。入店するとカウンターが8席あり一人でも気兼ねすることなく楽しめそうだ。4人掛けのテーブル席が3つ、20人ほどで満員になる確かに小さなお店です。店内は明るく清潔感があり、ホールスタッフの方は今回奥様、つやつやと若々しい感じでベテランらしい柔らかな対応が心地よ良いお店でした。↓

カウンター側の壁一面には取材に来たテレビや雑誌などメディア関係のサインがびっしり。北海道を代表する大食い女王アンジェラ佐藤さんのサインも有りました。↓

炭焼豚丼空海メニユー

炭焼豚丼空海のメニューはそう多くありません。拘りのお店らしくメニューは豚丼とお蕎麦に絞り込んでいます。(文中の価格は税込み、メニューは訪店時のもの)。移転当時から豚丼の名店として大人気でしたがその数年後一旦ブームが去るかのように客足が遠のいた時期が有りご苦労されていました。テコ入れに考えた新メニューが当時ご主人が趣味にしていた石臼を使った手打ちそば。本業とすべく苫小牧の名店に教えてもらったそうです。こうして現在ミシュランの名店、恵庭の二刀流伝説空海のメニューが生まれました。

おすすめ↓
空海セット　1400円(もりそば・ロース丼の肉7割/米5割のセット)
炭火焼豚丼↓
ロース(漬物・味噌汁付)　1100円
特上バラ(漬物付)　1000円
お子様豚丼(漬物・味噌汁付)　680円
みそ汁　100円
ライス大盛り　150円
肉大盛り　350円
Bigり豚丼(漬物・味噌汁付)(ロース/バラ)総重量1,4キロ　2700円
手打ち田舎そば(自家製分)↓
もりそば　850円
ざるそば(海苔付)　950円
大盛り　350円
お飲物↓
ビール　500円
烏龍茶/オレンジジュース　250円

空海のメニュー、一通り了解。初訪につきオススメをいただきましょう。

一番人気　空海セット実食

〇空海セット　1400円↓

空海自慢の豚丼とお蕎麦が一緒に味わえるお店のオススメセット。豚丼のお米が半分になっており女性や小食の方でも無理なく両方楽しめる嬉しいセットです。今回は圧倒的にコチラを頼む方が多かった。12～13分で先ずはお蕎麦が到着します。↓

初見、シャッキリと冷〆がしっかりされている美しいお顔のザルそばです。玄そばを自家製粉し手打ちした蕎麦は黒みかかってそば殻がちらほら見える田舎そばです。一定の細さに綺麗にエッジ立つ切り方がされていて旨そうなもりそばだ。

フレッシュなネギもたっぷり、ネギがちっょぴりでがっかりすることが多いがこの辺も小庶民の事を解ってらっしゃる。本ワサビもおろしたてでツンとくる切れ味鋭い辛味がいいですなぁ。ワサビは汁に溶かず蕎麦にちょいとお蕎麦に直付けでいただくことにします。

ではいただきまぁ～す。

美味しい～、蕎麦の繊細な風味自体まではわからなかったがその分エグミも無い。うーんこれは香の強い新そばのころ来てみたくなった。食べやすくて喉ごし良い太さに切りそろえられた、あっさりとして上品な田舎蕎麦です。そしてコシがなんと強いこと。この辺は私が普段利用する町蕎麦や激安そばとはまったく違う。汁は甘め、その分ワサビやネギの薬味が良いアクセントになる。節の風味が強く立っていていくらでも食べられそうだ。これは旨い。単品で850円のもりそばを恵庭まで食べに来るかは微妙だがさっぱりとして和の風味引き立つお蕎麦は豚丼のお供に良く合うことは間違いない。↓

1分程遅れて豚丼到着。これも又、うまそぉ～。↓

炭火で香ばしく焼かれた大きな豚ロースが5枚。厚さは2ミリってところか。スジなど一切なくどこまでも柔らかい。仕入れてから3日しか持たない上質の生肉を毎朝使う分だカットして調理したとのことだけあって脂と赤身のバランスが良くクセが無い上品なお肉だ。

北海道を代表するブランド米、ゆめぴりかを使用したお米は甘味が強くて美味しいお米です。さら2年間熟成させた道産丸大豆本醸造無添加醤油と、さとうきびを絞っただけと言う天然調味料の素精棟を使用して作られたタレのなんと素朴な甘さしょぱさ、味の濃さ控えめながらもコク深くて美味しいこと。軽い口当たりでくどく無い醤油ベースのタレとロース肉の肉汁でコーティングされたお米はそれだけでうめぇ～、ライスもっと食いてぇ～。味の一つ一つ、随所にお店の拘りが光っています。

豚丼はこってりとしたコクが有って上品な肉の旨味が堪能できつつもタレがあっさりしているので飽きずに食べられる。さらに大人の味へと言うことで卓上の山椒でパンチを効かせます。↓

うーん、これぇこれぇ～、パラリと山椒をかけると風味が増すなぁ、味変で口がリセットされ山椒の風味が効いたフレッシュな美味しさとなっていいなぁ。ん～、良く見ると卓上のさんしょうや七味もその辺の食堂では見たことないものだ。すんげえなぁ、究極の拘り店だ。↓

もう少し食べれそうな気もしたがゆっくり味わっていると満腹感も出てきて十分満足できた。先客の女性陣も美味しい美味しいとペロリと食べていたが女性が普通に食べれるボリュームなので健啖家の方ならもりそばと豚丼の単品をそれぞれ頼んだ方が良いかもしれません。人気も納得、メディアで噂になるだけあってこれだけのクオリティの高い豚丼と蕎麦が同時に食べれるお店はなかなかないでしょう。札幌市外とは言え豊平区からなら30分程で付いたし北区や定山渓に行くのとそう変わらない。ご主人は70過ぎで後何年できるかとのことですが息子さんが修行中とのことで代替わりにも期待しよう。本日は良いお店を開拓できてすっかり満足、豚丼をがっつり食べてみたいけどお蕎麦も外せないので次回もこのセットで良さそうだ。ごちそうさまでした。