yamapura’s blog

大人の遠足日記

空沼岳登山(札幌50峰) 天空の絶景沼を目指し

札幌中心に道内の山をのんびり歩いているヤマプラです。

札幌50峰の一座にして北海道百名山の一座でもある標高1251mの空沼岳に7月下旬登った時の登山記です。

登山時間は長いものの、すっきりとした晴天ならば羊蹄山を始め恵庭岳や支笏湖のキラキラ眺望まで望める人気の登山ルートです。

残念ながら山頂付近は晴れていたものの、遠望や支笏湖はガスが多く見られませんでした。

遠望がきかずとも、登山道は沢沿いに整備され万計沼や天空の絶景沼、マスミ沼の絶景がたのしめる涼味溢れるコースで本日のような30℃超えの暑い日にはぴったりと思い登ることにしました。↓

ますみ沼

夏ルートの登山口は札幌南区と支笏湖を結ぶ道道453号線を札幌から支笏湖に向かうと常盤神社バス停のある枝線があります。

ここを支笏湖に向かって右に曲がるり奥まで進むと日鉄鉱業さんの砕石場があるのですが親切に敷地内に空沼岳登山口まで誘導してくれる看板がありますので初めてでも不安はないでしょう。

距離が長く、北海道の夏山ガイドによると中級者向けとなっていますが、道中にも見どころが多いので家族や友人、恋人とゆっくりハイキングしたい時にはいいルートではないかと思いました。

ヤマレコに記録したルートはこちら↓

距離 : 17.0キロメートル

高低差 : 880m

所要時間 : 7時間8分

休憩 : 53分

レベル : 中級

主なコースタイム

入林届小屋→ 5時55,

万計山荘→ 7時45分

8時36分→ますみ沼→8時46分

9時22分→空沼岳→9時43分

10時21分→ますみ沼→10時31分

10時10分→万計山荘→10時19分

12時59分→入林届小屋

都心部は30℃超えの猛暑日、涼味豊かなこのルートでもかなり発汗しましたのでビューポイント以外でも休み休み、クールダウンして発汗が一旦収まるまで休んでからまた動きだすようにしました。

無理をして熱中症になってしまっても救急車は来ません、ソロ登山では無理は禁物なのです。

日鉄鉱業さんの敷地を抜けると空沼橋がありました。

登山口につながる道路です。

空沼橋から入林届小屋まで1キロ程あります。

その間、道路の横にところどころ駐車できるスペースがありますので、一回奥まで車で進んで駐車スペースを探すのもいいでしょう。ただし人気の登山道ですので天気のいい休日には日の出後からすぐに埋まってしまう場合もあります。

下山した時に見たところ、本日も溢れていて空沼橋手前の駐車帯も満車、日鉄鉱業さんのほうに止めている方もいました。↓

登山道につにがる空沼橋

空沼橋を超えると、空沼岳登山道に関する詳しい案内板があります。

始めての方は予習するのもいいのでは。↓

空沼岳登山道 案内版

本日は2組目だったので、車で奥まで進みました。

準備して入林届小屋で記帳します。↓

入林届小屋

さあ、本日も楽しい登山のスタートです。

いきなり渡渉、夏場にうれしい涼味豊かな登山ルートです。↓

空沼岳登山道入口

森の中に朝日の木漏れ日、いい感じでした。↓

空沼岳の木漏れ日

沢沿いルートらしく、この日の前半はアジサイが多く見られました。

道中の艶やかななブルーが目を涼ませてくれます。↓

空沼岳のアジサイ

空沼岳のアジサイ

オオカメノキの白い花も残っていて目を楽しませてくれました。↓

オオカメノキ

樹高25m、胸高直径90センチを超える樹齢250年を超える見事なエゾマツです。↓

空沼岳のエゾマツ

万計沼までの沢沿いはアジサイの群生が多く見られました。↓

アジサイロード

山中にブルーが目を引くアジサイですが中には淡いピンク色のものもありました。↓

ピンクのアジサイ

万計沼まで近づいてきました。

渡渉用の橋は数年前に新しくなっており安心です。↓

橋を超えて程なく滝がでできます。

涼味とマイナスイオン溢れる空沼岳の写真スポットでみなさんスマホ片手にご機嫌です。↓

万計沼の手前に森に囲まれた小さな青沼という沼があります。

本日はよりませんでしたが以前撮った写真がありましたのでアップ↓

青沼

沢沿いと言うより、沢と合体している登山道となってきました。

視界が開けだすと第一目的地の万計沼に到着、ほっと一息の瞬間です。↓

コバルトブルーのミラー万計沼↓

万計沼

先客の方はくつろいでいました。スタートから2時間程、私はまだ元気ですので先を急ぐことにしました。

万計沼を超えると本格的に急登箇所が始まります。↓

空沼岳登山道

標高を上げると、道中にタカネニガナが散見されるようになりました。↓

タカネニガナ

万計沼から1.9キロ、標高1100メートルを超えると、天空の絶景マスミ沼に到着します。苦登の価値ある瞬間です。↓

マスミ沼

岩場に腰掛け、休んでいるとハイオドギリが数凛咲いていました。↓

ハイオドギリ

登山道に戻ると空沼岳の石像が有りました。しばし登山の安全を祈願しました。↓

シロバナニガナの群生も見られました。↓

シロバナニガナ

稜線まであと少しですが、急な岩場が続き、中々楽をさせてくれません。

天然のロックガーデンの緑が綺麗でした。↓

稜線にとりつくと緩やかになります。

札幌岳までの縦走路の分岐です。札幌圏内の本格的な縦走路として貴重でしたが数年前から廃道となり、現在は整備されていません。

まだ名残はありましたが、いずれ藪に戻るのでしょう。↓

札幌岳分岐

山頂付近になるとアキノキリンソウが咲いていました。↓

アキノキリンソウ

視界が開けてきました。道中よりお隣の狭薄山、その右奥に札幌50峰第2の標高を誇る無意根山が見えました。↓

分岐を過ぎるとすぐに山頂です。

苦登が報われる嬉しい瞬間!2022年7合30日、札幌50峰空沼岳登頂。↓

空沼岳山頂標識

本日は晴れていましたが、ガスが多く、自慢の眺望も隣の山々だけでした。先ずは恵庭岳↓

恵庭岳

恵庭岳の横には双耳峰、右ピークが漁岳、左が小漁山、両座を結ぶ稜線はハイ松帯で冬専用ですがとても平です。↓

漁岳、イザリー平(勝手に命名)、小漁山

恵庭岳、漁岳、小漁山

本日は残念ながらキラキラ支笏湖は雲の下でした。山頂広場に戻ります。↓

空沼岳山頂広場

お隣の狭薄山と札幌岳のツーシヨットが撮りたくて写真スポットを探します。
何とか取れました。↓

左、狭薄山、右、札幌岳

空沼岳と青空

前回撮った羊蹄山や尻別岳の写真をアップ↓

左 尻別岳 中央 羊蹄山

同じく、前回撮った支笏湖です。↓

支笏湖

まだお腹もすいてないので下山します。美しいマスミ沼が見えてきました。↓

マスミ沼、下山道より

登りではスルーした万計山荘で休憩。↓

万計山荘

ちよっと中を覘くとミネラルウォーターが有りました。
水不足で困った登山者用に準備されています。利用の際はルールを守って。↓

登山道整備に募金のお願いがありました。わずかですが協力することにしました。↓

万計沼のベンチで休んでいると↓

万計沼

エゾシカが水を飲みに来ていました。細面のべっぴんさんでした。↓

エゾシカ

エゾシカ

気温がかなり上がっていますが、ここは天然クーラーでした。↓

下山道

とはいえ、かなり暑くてバデバテ、長い下山道を休みながら進みました。

本日も無事、安全登山↓

登山届小屋に到着

駐車場がわかれば登山道は一本道です。グーグルマップに駐車場をプロット↓

 

楽しい登山に大雪なるお天気、空沼岳のテンクラはコチラ↓

空沼岳テンクラ

 

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白旗山(札幌50峰)、月寒(札幌150峰)登山 迷路ルートを縦走

白旗山(野牛山より)

札幌中心に道内の山をのんびり歩いているヤマプラです。

札幌50峰の一座で標高321mの白旗山とそこからほど近い札幌150峰の一座、標高239mの月寒(三角点)に7月下旬登った時の登山記です。白旗山は有明地区に連なる低稜線の主峰であり、山というより小高い丘です。登山道はもちろん山頂も森の中にありほとんど眺望はありませんので天気の悪い日に登ろうと考えていました。今週は雨模様ですっきりしない連休でしたので手軽に登れるこの山にしました。

白旗山のピークから札幌台を超えると月寒(登山道内の表示では三角点と表示されていました)までは近いので縦走することにしました。道道真駒内御料線からピークが見えているかわかりませんが、道沿いにあるコッコテラスという卵をメインとしたお菓子屋とカフェのお店の裏手にある小高い山です。↓

 

白旗山は自然歩道が幾つも整備され、登山口もマイナーな低山とは思えないほど豊富にありります。

今回は有明登山口の駐車場を利用しました。

この登山口を利用すると白旗山の山頂までは2.1キロで、30分程です。

札幌市南区と厚別区を結ぶ道道真駒内御料線で有明地区に入ると登山口入口の看板が出てきます。

清田側から進んだ場合、コッコテラスというお菓子屋さんを超えてすぐですので目安にすると便利です。

建設会社の駐車場の横の砂利道にゆっくりと車を進めました。↓

白旗山 有明登山口入口

奥に進むと広い駐車場があります。

今回は私一人でした。

山中では数組の方々とスライドしましたが皆違うルートから登っていました。

白旗山 有明登山口駐車場

白旗山有明登山口のグーグルマップを張っておきます。白旗山に登るだけなら速攻かけられます。↓

今回は月寒まで縦走しました。幾つもの登山道があり、ぐるぐると廻っている本日の山レコはこちら↓

 

距離 : 9.7キロメートル

高低差 : 200m

所要時間 : 2時間56分

休憩 : 18分

有明登山口 9:09→

9:47  白旗山山頂  9:53→

10:12  札幌台 10:18→

10:33  月寒(三角点) 10:36→

11:36  白旗山山頂 11:39→ 

12:05  有明登山口

 

先ずは白旗山に向かいます。

この自然歩道は西岡の西岡公園までつながっていて片道で11.8キロとありました。

本日は山部分岐が通行止めです。↓

自然歩道案内板

この登山口からでもピークに向かうのに何ルートかあります。

近いルートをとることにしました。ゲートの横を抜けて出発。↓

有明登山口 ゲート

有明登山口からは直接白旗山のピークに向かう2.1キロのルートとふれあいの森方向に迂回して向かうルートがあります。

今回は縦走目的もありますので白旗山に直接向かうことにします。

とにかく枝線が多くて分岐ごとにGPSで確認してました。

私は投稿はやめましたが登山中の現在地確認のスマホアプリは山レコを利用しています。

主要な分岐には看板がでていますので看板で確認できます。↓

道中ではこの時期、市内の山々で良く見かけるノリウツギの白い花が目を引きました。

ノリウツギ

札幌50峰挑戦の時はふれあいの森ルートを利用したのでこの直登ルートは初めてです。

時間は短いですが、結構な急登りが続きます。

出発時の温度は22℃くらいで快適でしたが風の無い森の中は蒸し暑く、汗が噴き出始めました。

白旗山の山頂までそう時間がかかるわけではないので、汗は放置して登り切ってしまうことにしました。

写真では伝えきれないですが結構な急登りです。↓

白旗山登山道

ここまで路傍にあまり花はありませんでしたが、ほんのりと紫がかったムラサキツメクサが数凛見られました。↓

ムラサキツメクサ

私は山菜やキノコはやりませんので、このキノコの正体はわかりませんが、白旗山はキノコ狩りでも有名なようです。↓

白旗山で目にしたキノコ

とにかく自然歩道は車で登ってこれるように広く、一定勾配で整備されていました。

ここまで広くきれいに整備された自然歩道はあまり無いです。

人気の藻岩山や手稲山、三角山よりもずーと広いです。↓

白旗山 整備された自然歩道

時間的には短かったですが、えつさえっさと登って白旗山の山頂広場が見え始めました。

山のレベルがどうであれ、この瞬間は嬉しい一瞬です。↓

白旗山山頂広場

白旗山に登頂しました。

2年ぶり2回目です。

白旗山を源流とする清田の天然水は北海道コカコーラボトリングの定番商品「いろはす」の原料となっており、有明登山口を始めとする森林は白旗山水源の森として整備されています。

という訳で、白旗山に登ったらお約束、いろはすの里帰りショット↓

2022年7月24日 札幌50峰白旗山登頂

三角点かどうかは確認できませんでしたがお約束の三角タッチ。↓

三角タッチ

今回利用した、有明登山口からのルート図です。

10キロ以上ある西岡登山口は別として近傍だけで、ふれあいの森にある駐車場を利用したり白旗山営林事業所経由の自然観察の森の駐車場を利用するルートもあります。

後でマップ張りますが、白旗山~月寒縦走の攻略の最短ルートは自然観察の森駐車場ではないかと思いました。↓

ルート確認

さて、札幌台を経由して月寒(三角点)までは一本道なのですが、なにせ分岐が多い、いきなり間違いました。

大きな道は右側ですが月寒へはトイレを左でした。↓

札幌台へ向かいます

白旗山の山頂付近にはヒメジョオンがたくさん咲いていました。↓

ヒメジョオン

ヒメジョオン

大きな自然歩道と2回交差しましたが、札幌台までひたすら直進です。↓

白旗山~札幌台へ 

札幌台への看板があり確認できました。

白旗山~札幌台へ

少し登ると札幌台の山頂広場がありました。↓

札幌台 山頂広場

標高291m、札幌台に初登頂です。

札幌台 山頂標識

次に今回の最終目的地、月寒に向かいます。

案内図には三角点とあります。↓

三角点までの案内板

広い自然歩道を下ります。↓

札幌台~三角点

すぐに登りになりました、一気に登ると山頂広場が見えてきました。↓

札幌台~三角点

札幌150峰 月寒(三角点)山頂広場

札幌150峰月寒に初登頂↓

山頂標識

一等三角点にたっち↓

一等三角点

山頂付近はウツボグサの群生が見られました。↓

ウツボグサ

さて下山、三角点や札幌台の麓の自然歩道を利用して帰ることにしました。

見事なマリアアザミが数凛見られました。↓

マリアアザミ

まったく眺望は期待していませんでしたが、有明の町が見えるポイントがありました。

何か見えるとそれなりに嬉しいものでした。↓

唯一のビューポイント

月寒(三角点)を下りきり、大きな山麓の道路にでました。次に登山者用の駐車場に向かいます。↓

今回は逆回りとなりましたがですが、月寒に向かう登山口の入り口を一枚撮影しました。↓

札幌150峰 月寒登山口

駐車場に向かう路傍らきヒメジョオンがたくさん咲いていました。↓

路傍のヒメジョオン

ジャノメチョウが羽を休めていました。↓

ジャノメチョウ

シデムシもゆっくりと歩いていました。↓

シデムシ

何だかんだと登山者用の駐車場が見えてきました。月寒(三角点)のみに行くなら最短の駐車場になります。白旗山森林活用センターの奥にある知る人ぞ知る駐車場です。

グーグルマップも張っておきます。散策路として今回利用した白旗山有明登山口ともつながっているのは知っていて、そちらを進む予定でした。↓

 

 

後はのんびりよそ見しながら帰るだけーと思っていました。

三角山の花オオウバユリが一つだけありました。↓

オオウバユリ

などど油断してよそ見をしていたら最後の最後で大きなルートミス!

有明登山口では無く白旗山の反対側についてしましました。

結局、もう一回有明山に登って下るのが最短なので力づくで解決することにしました。

道が多すぎるのもわずらわしいです。↓

何故か白旗山の登山口

登ってみたところ急登ではありましたが最初に利用した有明登山口からのルートより楽でした。次回は森林活用センター奥の駐車場を利用してぐるっと一回りもよさそうです。階段が整備されていました。↓

森林活用センター~白旗山

で、予定に無かった白旗ツー、山頂ではまったりされている方多数、私は本日2回目です。↓

白旗山、本日2登目

道中で何度か見かけたダイコンソウ、端正なものがあったので一枚撮影しました。↓

ダイコンソウ

初心者向けの自然歩道ですが迷路のように入り組んでいて油断すると遠回りになることになりそうです。始めて行く方は明確な地図かGPSで現在地と目的地を確認しながら進むのがいいと思います。私も最初はそうしていましたが、最後に油断してルートミス、いい運動になったと納得して本日の山行終了、本日も安全登山、いい勉強になりました。↓

白旗山 有明登山口.

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アポイ岳登山(北海道百名山) 花リレーとアポイミステリー探訪

札幌中心に道内の山々をのんびり歩いているヤマプラです。

日高山脈の西南端に位置し、標高810.6m、登山者はもちろん観光客にも人気の高いアポイ岳に7月中旬登った時の登山記です。

様似町の人気の登山ルート、アポイ岳、ヤマレコに記録したルートはこちら↓

 

距離 : 9.6キロメートル

高低差 : 810m

所要時間 : 3時間30分

休憩 : 20分

レベル : 初級

アポイ岳

コンディションのいい日には登山者で満車になるアポイ岳ビジターセンターの駐車場からスタートです。

札幌から約200キロ、そうそう手軽には来れませんが年に一度は登りたい山です。

本日も先客、後客多数、8時40分にスータトしました。

登山口に水洗トイレもあります。↓

トイレ

掲示版に目をやると現在開花している花の情報も知ることができます。

ここで少々予習していくと登山の楽しみ方が一つ増えます。

花探しは登山道から出ないように注意しながら。↓

掲示版

登山口を撮影して楽しい登山の始まりです。↓

アポイ岳登山口

外来種を持ちこま無いよう登山靴をここで洗います。
ここでパトロールの方にお声かけいただきました。

「靴を洗っていただいてありがとうございます。」

いえいえ、ブラシあればいくらでも洗います。↓

1合目の標識の一部が破損しています。

熊にやられたそうで、熊の体毛がまだ残っていました。↓

破損した標識

熊の体毛が残っていました。

15分程進んだところに2合目の標識がありました。

特にストレスも無い爽やかなトレッキングでした。↓

2合目標識

体があったまり出して、そこそこ急な登りの箇所も出始めます。

発汗しはじめましたが風が吹く涼しくて気持ちがいいです。

せっかく4時間かけてきたのだから、ピッチを落としてゆっくり登山を楽しむことにしました。↓

アポイ岳登山道

沢がでてきました。

この沢は年中水が切れないそうで、沢の涼味も夏山登山の癒しです。

ザリガニ探ししている親子も良く見ます。

が、絶滅危惧種とのことでした。↓

アポイ岳の沢

登山開始から1時間程で5合目の小屋に到着しました。

ここから見上げるアポイ岳の山容も見事です。

ここから馬の背までは急登が続きこの登山の我慢どころですが、晴れた日の馬の背からの絶景は苦登の価値があります。↓

5合目よりアポイ山頂と馬の背を愛でる

5合目以降は比較的高山植物を目にしやすくなります。

アポイ岳の地層についても説明看板がありますので、急登の休みがてら看板や花の撮影を楽しむのが良いでしょう。

イブキジッャコウソウは登山道から楽しめました。↓

イブキジャッコウソウ

アップにすると淡いピンクが可憐でした。↓

イブキジャッコウソウ

ホソバトウキも見つけました。↓

ホソバトウキ

バラ科のキンロバイの黄色い花畑が目に癒され足を止めます。

キンロバイ

キンロバイ

5合目から7合目は急な階段登りです。

下のお花の開花情報をもとに高山植物を見ながらゆっくり登るのがオススメです。

そして苦登の後にはこのコースのハイライト、馬の背の絶景が広がります。↓

アポイ岳7合目馬の背

かなり遠望になりますが日高山脈まで見渡せます。

本日はソエマツ岳、ピリカヌプリ、トヨニ岳まで見えました。↓

日高山脈

お隣のピンネシリや吉田岳も見応え有ります。↓

ピンネシリと吉田岳

馬の背からやや高度を上げ振り向くと太平洋と馬の背のコラボが楽しめました。

アポイ岳馬の背

アポイ岳山頂に向かう直登コースとお花畑コースの分岐があります。

依然、その名から花を期待して遠回りの花畑コースを利用したことがありますが何もありませんでした。

盗掘でその姿消したとのことです。

私は何度かこのお山に訪れているのでもうお花畑コースを利用することは無いと思いますが気になる方は下山で利用した方がいいです。

急傾斜も多く遠回り、結構荒れたコースでした。

直登すると比較的緩やかなな稜線歩きです。↓

アポイ岳分岐

 

蝶も見かけました。残念ながらアポイ固有の希少種ではないようですが、中々エジプタリーな紋様が目を引きました。

このお山は遠望やお花、7~8合目が見どころが多くお気に入りです。↓

アポイ岳8合目

この時期は是非撮影してもらいたい、淡いピンクのハクサンシャクナゲ。

ハクサンシャクナゲ

白い色のバージョンも有りました。

ハクサンシャクナゲ

そして予習したサマニオドギリも発見、

サマニオドギリ

お花を見ながら2時間10分で標高810.6m山頂に到着しました。

森林限界を超えると高木は育たないはずなのになぜかこのアポイ岳だけは一旦森林が切れたあと山頂付近のみシラカバが群生し、アポイミステリーと呼ばれています。

宇宙人の秘密基地?、フリーメーソンの仕業?、空想めぐらせ夢は広がります。↓

アポイ岳山頂

一等三角点(店名:冬島)です。↓

一等三角点 冬島

無事下山し、先ほどまで居たアポイ岳の雄姿を確認。

アポイ岳

アポイ山荘でランチして帰ることにします。

先程までいたアポイ岳を見ながらのランチは格別です。

温泉ではありませんが日帰り入浴もあります。

が、ロングドライブで眠くなるのでランチだけにしました。

登山後のアポイ山荘の豚丼、めっちゃ美味しかったです。↓

アポイ山荘 豚丼

登山後の豚丼

登山後の豚丼 たまご割り

緊張するルートも多い北海道100名山、その中でこのお山は観光気分で楽しめるのでロングドライブもそう気にならない。

何度も登りたいいいお山です。
駐車場までのルート案内はこちらから。↓

 

札幌からのロングドライブ、できれば天気も外したくない。

私はアポイ山荘に宿泊利用して2年連続で雨で登れなかったことがあります。

晴れれば登山者にとっては最高の贅沢ですが天気が悪いとただの旅行。

アポイ岳のテンクラこちらから。↓

 

tenkura.n-kishou.co.jp

アポイ岳に登りたい誰かの一助になれば幸いです。

 

他の北海道百名山、登山記はこちらから↓

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焼山(西岡)登山(札幌50峰) 西岡登山口を利用して速攻

札幌中心に道内の山をのんびり歩いているヤマプラです。

札幌150峰の一座にして札幌50峰の一座でもある標高261.8mの焼山(西岡)に7月上旬登った時の登山記です。

焼山は西岡水源地東隣にある、山というより小高い丘です。

市内を見渡せる箇所からは見えているはずですが、どれが山頂かよくわかりません。

山容は水源地の展望台に行って見るとなんとなくわかりました。

水源地の写真右手にもルートが有り、焼山のルートに合流することができます。↓

焼山(西岡水源地より)

 

焼山周辺は西岡公園の木道や白旗山までの自然歩道などが整備されていて、いくつかあります。

今回利用した西岡登山口があまりにもマイナーで紹介記事も少ないので今回利用することにしました。

とにかく速攻でピークハントしたい方向けの紹介記事となっています。

駐車場さえ解れば速攻ですので。

 

焼山は眺望のまったく無い山ですので曇りの日に登ることが多いです。

これから札幌50峰ゃ札幌150峰攻略したい方はコンディションの悪い日にぶつけるのが良いでしょう。晴に登ると逆に勿体無い山ですので。

大人気の高山も行きますが天候によってその魅力を伝えきれないことも多いので、天気の悪い日は今後もこのような秘密基地的マイナールート紹介もやっていきます。

 

西岡登山口へのルートは羊ヶ丘カントリークラブに向かう一本道をひたすら進みます。

マイナーな道ですが休日の朝はゴルフ客が多いので注意しながら進みました。

ゴルフ場ゲート手前の右カーブの横が開けていて、登山者は駐車できます。↓

西岡登山口手前のカーブ

向かって左側、縁石は低下タイプで無いのでゆっくりと乗り上げましたが数台駐車できるスペースが有ります。

小雨が降り出し、本日は登山者無し、山菜シーズンには何台か止まっていたりリハビリ風のお年よりが利用したりするのを見たことがあります。↓

西岡登山口 駐車場

本日のヤマレコ、登山というよりお散歩でした。

 

距離 : 2.9キロメートル

高低差 : 59m

所要時間 : 35分

休憩 : 10分

 

曇りの予報の上、午前中に予定もあるので近場の低山、焼山に行くことにしました。

準備中に降り出してきましたがこの山ならあきらめる必要もありません。

かさを持ってのんびりスタート。案内版を見てみましたが、白旗山への案内はありましたが焼山への案内はありませんでした。

案内版も無い、知る人ぞ知るルートです。↓

西岡登山口の案内版

では登山口は向かって左手、右手の道路は私有地で立ち入り禁止です。↓

焼山 西岡登山口

焼山 西岡登山口

熊の出没情報を確認、ここ数年は出没情報はありませんが、熊鈴、熊笛は必携です。↓

熊出没情報

熊鈴、熊笛

かさをさしながら進みます。

登山道自体は広くて良く整備されています。

今回の登山で急登といえるような箇所はありませんでした。

ゆるゆると一定勾配、リズム良く登れました。↓

焼山登山道

このルートの難点はとにかく分岐が多いことです。

始めて行く方は明確な地図かGPSが無いと間違いやすいです。

最初の分岐は左、右に向かう山部川分岐は白旗山に向かうルートです。

ここから白旗山に向かう方もたまにいますが、現在は工事で通行止めの看板が入口についていました。

分岐

ときおり焼山への標識がありますので確認できます。

5分ほどであと800メートル、本日は楽しすぎだ。↓

案内標識

雨降りの殺風景な登山道に紫色のウツポグサが数凛ありました。↓

ウツボグサ

次の分岐、一瞬どきっとしましたが小さな案内標識があり、ひと安心。

左手は西岡公園へ向かう分岐ですのでここで迷っても遭難まではしないでしょう。↓

シロツメクサが見られました。

このルートでは貴重に被写体でした。

 

シロツメクサ

山頂直下の広場に出ると山頂に向かう伐開線があります。

やや急で狭いですが登り出せは山頂まではあっという間です。↓

山頂直下

山頂は眺望はまったくありません。手作りベンチがありほっこりとした秘密基地。↓

山頂広場

札幌50峰、焼山登頂、シラカバに山頂標識が取り付けられています。

焼山山頂標識

記念撮影

焼山に三等三角点はありますが、その周辺は立ち入り禁止とのことでした。

逆にどこにあるか記事を書いている最中に気になりましたが、わざわざ立ち入り禁止情報まで発信する気も無いので焼山情報はここまでにします。

代わりの境界標で三角タッチ↓

変わりのタッチ

先ほどもでの小雨もいつの間にか止み、青空が見えてきました。

 

青空

着いたんだろうから帰れるだろうと油断すると迷います。

といかく細かい分岐が多くて、登りの時と風景の見え方も変わるのでGPSで確認しながらが無難です。

帰りも慎重に

登山道から見える空も回復して気持ちの良い青空が広がってきました。

森の中は雨上がりの蒸し暑さが増してきて爽やかとまではいきませんが綺麗に見えました。雨中のマイナーな森を徘徊するだけのブログになるだろうなぁと思っていましたが少し明るい写真が取れました。

メジャーな山への登山記もありますが基本、マイナーな山の登山記をじっくり書きたくて立ちあげたブログです。

天気が回復

始めて登る方は看板のある分岐を覚えておくと帰りに安心できます。↓

本日も安全登山、曇りか雨だと思い狙ったマイナールートだったのにすっかり晴れていました。本日は速攻の焼山ルート、またね。

下山完了

この山は特に天気にせず、曇りとか雨の日にぶつけるのも有りのお山です。

傘と長靴でクリアーや冬のスノシュー練習場にもいいかも。

このルートの肝、登山口の駐車場はこちら、プロットしましたが文字や声紋検索は羊が丘カントリークラブで。↓

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迷沢山登山(札幌50峰) 天狗岳の眺望を求めて

札幌中心に道内の山をのんびり歩いているヤマプラです。

札幌150峰の一座にして札幌50峰の一座でもある標高1005.3mの迷沢山の本峰に7月上旬登った時の登山記です。

◇◇◇◇◇目次◇◇◇◇◇

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迷沢山とは

迷沢山は手稲山の隣にある山でその山容は手稲山ケルンから良く見ることができ、本峰と北峰からなる双耳峰となっています。

また、手稲からは見えませんが、裏手に西峰があり、そちらは札幌150峰番外編の一座に数えられています。↓

迷沢山

夏ルートの登山口は札幌定山渓と小樽朝里を結ぶ道道1号小樽定山渓線沿いの上平沢林道になります。

ここは入口ゲートが閉まっていますので道道からひたすら林道を歩くルートが登山ルートなります。

夏山ガイド「道央の山々」を始め登山専用サイトや札幌50峰紹介ブログ等では良く出てきますが登山道として一般的な認知度は低いです。

始めて行ったときは札幌50峰峰狙いで駆け抜けましたが、再訪してみて距離こそ長いものの、比較的難易度は低いので家族や友人、恋人とゆっくりハイキングしたい時にはいいルートではないかと思いました。

迷沢山コースタイム・難易度

登山アプリヤマレコに記録した山行記録はこちら↓

距離 : 11.9キロメートル

高低差 : 637m

所要時間 : 3時間20分

休憩 : 20分

レベル : 初級

 

迷沢山駐車場

曇りの予報でしたが起きてみると遠望までは望めないもののそこそこいい天気。

1000mクラスの山々の眺望が楽しめる迷沢山に行くことにしました。

登山者用に駐車場がありますが特に目立つ表示はありません。

グーグルマップにプロットしましたので記事を読み終わった後、行ってみたくなったらルート検索にご利用下さい。

駐車場は数台駐車できます。↓

迷沢山駐車場

グーグールマップに駐車場プロット。↓

登山に行く前にお天気チェック、迷沢山のテンクラはこちらから↓

迷沢山のテンクラ

 

迷沢山登山道

入口は上平沢林道です。札幌から走ると手前に迷沢林道があり紛らわしいです。

特に目立つ目印はないのですが入口を一枚撮影しました。

始めての方はゆっくり探さないとわかりづらいです。↓

道道より迷沢登山口

入口にはゲートがあって閉鎖されています。

山菜シーズンには車で上がっている人も見ましたが純粋に登山として楽しむのであればルールを守りここからの登山が良いでしょう。↓

迷沢山登山口

入口の案内看板

特に目立つものはない緩い林道歩きがメインの登山コースです。

本日、札幌は30℃超えとなり登山時は熱中症がハイリスク。

このルートは木陰が多いのでピッチを守り、早めの水分補給で登りました。↓

迷沢山登山道

退屈な林道歩きですが気になるのは路傍の花たち。

登りではまだ開花していないものがありますが取材しながら登ります。

ウツボグサの群生は数か所で確認できました。

ウツボグサ

札幌市内の山々でこの時期よく見かけるダイコンソウ。

迷沢山の路傍にも群生していました。

登りの時は開花は数凛でしたが下山中は皆さん起きて、見事な黄色いお花畑を見せてくれました。↓

ダイコンソウ

高度を上げると序盤では終わっていたクルマバソウがまだ残っていました。

小さくて華聯な白い花と美しい円形の葉容,相当な群生でしたので春先は見事でしょう。↓

クルマバソウ

同定が難しかったですが大きな葉容からオオハナウドに見えました.

山中に数凛確認できました。↓

オオハナウド

札幌市内の登山道でよく見かけるハクサンチドリ。

今回は一凛だけで逆に貴重に感じます。↓

貴重?、迷沢山のハクサンチドリ

スミレの花も徐々に開花しだしまた。

タチツボスミレの白バージョンかと思いましたが葉をよくみるとヒカゲスミレの方が近いと見えます。

グーグルレンズでもスミレはハズレが多く、難しいです。↓

ヒカゲスミレ

広い林道で徐々に高度を上げると分岐が出できます。

一本道で初めてでもそう道迷いはなさそうなルートですが開けた直進ルートと右折ルートの分岐が現れました。

正面は送電線で、本ルートは大きく右に曲がるカーブです。↓

迷沢山登山道 土場付近

本日は遠望はありませんでしたが、近郊の山々は良く見えました。

送電線まで登ると手前に白井岳、山頂は雲に隠れていましたが奥に余市岳が望まれます。↓

白井岳と余市岳

定山渓天狗岳、ヒキタ峰、白井岳の圧巻な眺望は苦登の価値があります。↓

定山渓天狗岳、ヒキタ峰、白井岳

定山渓天狗岳の雄姿はお気に入りです。↓

定山渓天狗岳

しばし眺望を楽しみ休憩した後、山頂へはもう少し登ることになります。
20分ほどかけて、長い直線のあとのカーブを抜けると山頂直下の広場があります。
この右手の森に目をやると山頂までの標識がついています。↓

山頂直下の広場

標識

標識

ここから森に入ると丁寧に笹が刈られてあります。

うっそうとしていますが一本道ですので迷わず山頂まで行けます。↓

山頂までの伐開線

5分ほど熊笛を吹きながら進みました。今回は熊の気配はありませんでした。視界が開け山頂広場に到着。三角点と山頂標識があります。↓

山頂広場

記念撮影しますが、今回はアゲハ蝶にすっかりなつかれてしまい離れようとしませんでした。

アゲハ蝶

山頂標識で記念撮影↓

山頂標識

山頂は一部開かれており、手稲西峰、手稲山ネオパラ山が良く見えました。

左から手稲西峰、アンテナのある本峰、右手のピークがネオパラ山

下山はともすれば退屈な林道歩きになりがちですが日が高くなり花たちが開き始めていました。

登りの時に見られなかった花畑になっている箇所もありました。

ハクサンチドリともんしろ蝶

スミレの花畑

ダイコンソウの花畑

登りでは気が付かなかったエゾアカバナも一凛発見↓

エゾアカバナ

蝶たちが飛び回る林道でした。中々シャッターチャンスはありませんでしたが都会では見られない蝶も撮影することができました。

先ずは黒い紋様が目を引くコミスジ。↓

コミスジ

頭の上を飛び回っていたキラキラとした綺麗な羽をもつカラスアゲハ、撮影を諦めて先に進むと追いかけてきて目の前でじっとしていてくれました。↓

カラスアゲハ

カラスアゲハ

退屈な林道歩きの下山も花や蝶にいやされ楽しい思い出となりました。

本日も安全登山、お疲れさまでした。↓

登山終了

随時更新中、他の札幌150峰登山記録はコチラから↓

yamapura.hatenablog.com

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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八剣山北峰登山(札幌150峰) 知る人ぞ知る秘密基地ルート

八剣山北峰(左)と八剣山

札幌中心に道内の山をのんびり歩いているヤマプラです。

札幌150峰の一座で標高578.1mの八剣山北峰に7月上旬登った時の登山記です。

登山口は八剣山と同じで南口、中央口、西口と3ルートあります。

八剣山北峰を狙うのに一番楽なのは西口ですが、登山者用の駐車場が無く、市道歩きが長くなってしまうので今回は人気の南口ルートをピストンしました。

ヤマレコに記録したルートはこちら↓

距離 : 4.3キロメートル

高低差 : 335m

所要時間 : 2時間20分

休憩 : 30分

あいにく曇りの休日、定山渓方面に車を走らせると1000mクラスの市内の山々は見えていませんでした。そこで比較的低山でどっちにしろ眺望の無い山をと思い未踏の八剣山北峰を狙いことにしました。

八剣山西登山口には登山者用の駐車場がありません。

付近は観光農園なのでいつもの南口の登山者用の駐車場を利用することにしました。

 

八剣山トンネルの札幌側入り口の横に南登山口の看板があります。

八剣山南登山口入口

こちらなら広い登山者用の駐車場が整備されていれており登山者もひっきりなしにやってきます。登山中、そう車の心配しなくてもいいので南口からのピストンにしました。

八剣山には何度も登っていますが、分岐のすぐそばがピークなので途中寄って、休憩していきます。↓

八剣山南口駐車場

小屋の中に入山届がありましたので記帳してから入山します。北峰にどの程度人が行くか不明だったので熊鈴、笛、スプレーを持って行くことにしました。↓

八剣山小屋

不動明王様に登山の安全を祈願します。↓

不動明王

八剣山南登山口、いきなり急登りです。↓

八剣山南登山口

8時40分にスタート、先客、後客多数です。

この登山道はいきなり急登の連続。ロープ利用の箇所も序盤から有ります。

曇っているが森の中は蒸し暑く滝汗が出始める。↓

八剣山登山道

急登を乗り越えてこのルートでは数少ない緩勾配箇所にでました。呼吸を一旦整えながら進みます。↓

3合目付近で中央登山口ルートと合流します。↓

八剣山 南口、中央口分岐

この辺は緩やかでいい感じですが、すぐに急登になります。↓

八剣山3号目

ロックな急登が続く6合目↓

八剣山6合目

8時59分、八剣の剣が見え始める7合目に着きました。

森を抜け開け始めます。↓

八剣山7合目

藤野方面の眺望が開け藤野三座が見えました。

左からスキー場のある豊栄山、奥に豊見山、右手にとんがっている豊平山(焼山)。↓

八剣山より藤野三座

八剣山の平べったくて尖がっている剣に到着。↓

八剣山の剣

9時15分、標高498.8m、八剣山の山頂に到着。滝汗をぬぐいクールダウン、一休みしました。

先客、後客多数です。↓

八剣山山頂

あいにくの曇りで遠望がありませんでしたが、手前中央にこれから向かう北峰、その左に割れ山、右手に砥石山が見えていました。

北峰の後ろにある北峰よりやや高いP647峰までは踏み跡がついていたそうです。

私はそこまでは行きません。

八剣山北峰

この時期は花はあまりありませんが山頂付近ににはエゾノカワラマツバが多く見られました。↓

エゾノカワラマツバ

さて、本日の本命、北峰に向かいます。

先ずは西口分岐までいったん下ります。ここは看板が出ています。↓

八剣山西口分岐

中々の急傾斜、ロープを利用して慎重に下がりました。↓

八剣山 西口ルート

急傾斜を一旦下りきるとピンクテープのついた稜線の踏み跡があります。

北峰への登山道分岐です。下草は丁寧に刈られており、踏み跡も明瞭な一本道、時折ピンクテープもあり始めてでも迷わず進めました。↓

八剣山北峰登山道分岐

いくつかコブを乗り越えますが、本峰の登山道と比べるととても緩くストレスもかかりませんでした。

時折木陰を吹き抜ける風も爽やかでした。↓

八剣山北峰登山道

広葉の殺風景な森ですがクサノオが数凛、黄色い花が目を引きました。↓

クサノオ

ほぼ平な稜線歩きから、山頂に取りつくラス登りを経て、10時12分、標高578m、八剣山北峰(外山)に到着。

八剣山北峰(外山)

三角点外山も有ります。↓

八剣山北峰 三角点

この山は眺望はありません。三角点広場を撮影して帰ることにしました。

八剣山北峰 山頂広場

初夏の陽気で全般的に森の中は蒸し暑く感じましたがほど良い負荷でいい運動となりました。

あいにくの曇り模様でしたが、北峰自体は眺望ありませんので曇りの日に手軽に攻略するのには丁度いいお山だと思います。

今回利用した八剣山南駐車場はコチラ↓

 

八剣山のお天気チェックはこちら↓

観音山(八剣山)テンクラ

他の札幌150峰登山記録はコチラから↓

yamapura.hatenablog.com

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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芦別岳登山(北海道百名山) 天空の花畑を求めて

札幌中心に道内の山をのんびり歩いているヤマプラです。

夕張山地のほぼ中央に位置し、標高1726m、登山者に人気の高い芦別岳に7月上旬登った時の登山記です。

ルートは新道と旧道と呼ばれる2ルートありますが、今回は新道ルートをピストンしました。

登山道に咲き誇る高山植物を見ながらの楽しい山行となりました。

午前4時に札幌をでること約2時間、初夏の富良野市山辺地区に到着しました。

写真左の稜線歩きが本日のルート、天気はやや曇っていますが楽しめそうなルートです。↓

初夏、早朝の芦別岳

芦別岳のピークをズーム

 

ヤマレコに記録したルートはこちら↓

距離 : 12.8キロメートル

高低差 : 1520m

所要時間 : 6時間20分

休憩 : 10分

レベル : 中級

 

山名は芦別岳ですが、登山口は富良野側からとなります。
登山口の駐車場は山辺自然公園の手前で、遭難者の慰霊碑が祭られていました。↓

登山口前の慰霊碑

人気の登山道で早朝から多くの人が入山されていましたので一応熊鈴は装備するも熊スプレーは車において行くことにしました。

登山靴に履き替え年期の入った登山道案内と注意事項を確認します。↓

芦別岳登山ルート案内板と注意事事項

登山ポストで入山届に記帳して6時48分にスタートとなりました。↓

芦別岳登山口

登山道の印象は緩やかな箇所と勾配のきつい箇所が交互にやってきます。

きつくも無いけれどもやさしすぎるということも無く、テンポ良く登れました。↓

登山道

序盤ではタカネニガナの黄色が目をひきました。↓

タカネニガナ

ふっくらとした桃色、タニウツギは数本ありました。↓

タニウツギ

看板に励まされる。呻吟はしんぎんと読みます。苦しんでうめくという意でした。↓

呻吟の看板、ガンバレー

1時間ほど森の中を進むと視界が開けてきました。振り向くと麓の町並が見えました。↓

山辺の町並み

そして十勝岳連邦の山並みも見えてきました。↓

十勝岳連峰

約1時間、7時51分に見晴らし台に到着。ここで多くの方が休まれていましたので私は先を急ぐことにしました。↓

見晴台

ツツジがだいぶ散っていて終盤です。↓

ツツジ

びしっとしているゴゼンタチバナは数本数か所で確認できました。↓

ゴゼンタチバナ

全体的に縮毛におおわれている。エゾウサギギクだと思います↓

エゾウサギギク

マイヅルソウの本数はわずかでした。↓

マイヅルソウ

白くて小さい花。コゴメウギの赤ちゃんのようだ。↓

コゴメウツギ

この時期、山中に映える艶やかなの紫、ハクサンチドリ↓

ハクサンチドリ

このルートは3つの山を登ることになります。8時51分に手前の標高1377m半面山に到着しました。

稜線を歩き一番奥の芦別岳ピークに向かいます。↓

半面山より手前雲峰山、奥が芦別岳

雲峰山に向かいます、最初は緩い稜線歩きでした。↓

半面山から雲峰山への登山道

道中にも遭難者の慰霊碑がありました。↓

慰霊碑

標高を上げるとシラネアオイも見られるようになりました。↓

シラネアオイ

9時28分、雲峰山より芦別岳を望む。

楽しそうな稜線歩きですがラストはかなり急傾斜のようだ。↓

雲峰山より芦別岳

いったん下ります。

雲峰山と芦別岳の間のコルは中々のお花畑で足を止め、写真撮る方多数です。

先ずは艶やかな紫のハクサンフウロ↓

ハクサンフウロ

ボンボンみたいなカラマツソウも見られました。

皆さんにお先にどうぞと言われてゆっくり写真が撮れない。

視界に入った先客には追いついてしまう。

先にピークに向かい、帰りに残りをとることにしました。

カラマツソウ


9時53分、北海道100名山、標高1726m芦別岳登頂!

写真を撮影しながら約3時間の山行でした。

誰もいなかったので思わず「やったぁ~」と思い切り吠えました。↓

芦別岳山頂標識

霞んでいますが十勝岳連峰も見えています。↓

芦別岳より十勝岳連峰

夕張岳はくっきりと見えました。↓

夕張岳

のんびりしたかったが追い抜いた前客が集まってきて山頂がぎゅうぎゅうになりそう。

10分ほど休んで下山します。再びコルでのんびりと撮影、チングルマが可憐でした。↓

チングルマ

ウコンウツギの黄色もいいです。↓

ウコンウツギ

ウコンウツギ

山腹の花畑を見ながら下山します。↓

花畑

雲峰山の山頂広場にたちより見返り芦別岳ピーク↓

雲峰山より芦別岳

ミヤマキンバエの強い黄色も山中に映えてました。↓

ミヤマキンバエ

早朝に気が付かなかった花たちも日が登りさき始めていました。

可憐な黄色いスミレ、特徴的な葉からエゾキスミレのようです。↓

エゾキスミレ

バラ科のノイバラのふんわりとした白もよかったです。↓

ノイバラ

本日も安全登山。

帰り道長いのでさっきまでいた芦別岳を見ながらソフトクリーム食べて帰りました。

またね。

芦別岳登山口駐車場はこちら↓

芦別岳お天気チェックはこちら↓

芦別岳テンクラ

 

他の北海道百名山、登山記はこちらから↓

yamapura.hatenablog.com

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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