yamapura’s blog

大人の遠足日記

大沼公園 島巡りの散策路案内

道南観光の定番と言えばグルメに温泉、ショッピング。それだけじゃあ時間も余るし何かお安く楽しめるスポットは無いかな。そんな時には大沼公園の散策はどうでしょう。大沼公園は大沼に浮かぶ小島をぐるっと回る散策路も整備されています。無料で楽しめるストレスフリーの森林浴とお散歩道案内、ストレス解消、楽しい道南観光の一助になれば幸いです。

大沼公園とは

大沼公園は1958年北海道で最初の国定公園に指定された、大沼、小沼、蓴菜(じゅんさい)沼の3区域からなる面積約1236haの自然公園です。1640年の駒ケ岳大噴火により溶岩で川がせき止められ大沼ができました。この噴火により出来上がった複雑な地形や道南を北限とするブナ林を有する広葉樹の森、流山と呼ばれる数多くの島々、周囲のおびただしい湿地帯、多くの生物を育む多様性により2012年国際協力による湿地の保全と賢明な利用を目的とするラムサール条約の登録地となっています。

大沼公園案内板

大沼公園駐車場

  • 住所.七飯町大沼町85-15
  • 料金.無料
  • 営業時間.24時間開放

大沼公園には公園利用者や観光客向けの大型駐車場が用意されています。周囲には名物大沼だんごを販売する沼の家や飲食店、土産店や遊覧船乗り場が有り観光客にとって便利な駐車場です。初めての方は記事下のグーグルマップか「大沼公園駐車場ルート検索」でご確認下さい。

大沼公園 駐車場

駐車場の手前、小沼のほとりにシロサギがのんびりくつろいでいました。早くも観光モードが高まります。


大沼公園散策路

公園内の案内図に4つの散策路が紹介され、観光スケジュールに合わせてコースを選ぶことが出来ます。各所に現在地がわかる案内板もあります。私は案内図をスマホに入れて巡ることにしました。

  • 森の小径 20分
  • 島巡りの路 50分
  • 夕日の小沼道 25分
  • 観光の道 25分

今回は観光の道と島巡りの路を歩いてみることにします。

散策路案内図

観光の道

観光の道は遊覧船乗り場を中心に西大島、東大島の2つの島をめぐる散策道です。先ずは遊覧船乗り場に向かいます。

大沼公園 遊覧船乗り場

遊覧船乗り場横のにある西大島橋を渡りスタート。↓

大沼公園 西大島橋

千の風になって、名曲誕生の地のモニュメントが有りました。名曲『千の風になって』を作曲・訳詞した新井満(あらいまん)氏がこの地で名曲誕生の着想を得たことでモニュメントが建てられました。↓

すぐに沼が開けて駒ケ岳のビュースポットが有りました。↓

木目調の東大沼橋を渡り東大島に渡ります。↓

大沼公園 東大島橋

アカマツが植えられ日本庭園風に整備されている散策路です。↓

突如釣り堀があらわれます。フィシュガーデン太公園でした。夏季はヘラブナや鯉つり体験を楽しむことができます。↓

鯉釣り料金(1時間)

  • 貸竿1本 800円
  • 延長 30分500円
  • 魚持ち帰り 1㎏1000円

穴場のスポットのようで客の人数は多くありませんでしたが利用者はとても楽しそうでした。そう高いものでもないの私もと思いましたが相方は散策の方が良いとのことで次の散策路に向かうことにしました。

あっと言う間に一周して遊覧船乗り場に到着。次は距離の長い島巡りの路を散策することにします。

島巡りの路

島巡りの路は公園広場よりボート乗り場横の後楽橋を渡ってスタートします。↓

大沼公園 公園広場と後楽橋

散策日には黄砂の飛来により空はかすんでいますが天候は穏やか。スワンボートや遊覧船の方も楽しそうでした。↓

マガモものんびり泳いでいます。

マガモ(雄)↓

マガモ(雌)↓

次の公魚橋を渡り公魚島に上陸します。

大沼公園 公魚橋と公魚島

雲がとれればここから素晴らしい大沼と駒ケ岳の眺望が見られます。

橋では無く護岸で整備された散策路。長島園路護岸と名付けられていました。公魚島とは2か所の広場が重り、長島園路護岸が持つ部分のダンベル型の島でした。↓

大沼公園 長島園路護岸

次に浮島橋を渡りアイヌ島に移ります。↓

大沼公園 浮島橋とアイヌ島

ではアイヌ島に上陸します。↓

大沼公園 アイヌ島

アイヌ島に上陸と思ったらすぐに次の橋がでてきました。呉竹(くれちく)島に上陸する日の出橋です。↓

大沼公園 日の出橋

呉竹島には東宮殿下御展望の碑という石碑がありました。明治44年、大正天皇が大沼に行啓した際、お立ちになられ、湖の勝景を一望になされた記念の碑で1922年に建立された100年以上前の記念碑です。

呉竹島は島の中に2つの橋を持っています。次の袴腰橋を渡ります。

大沼公園 袴腰橋

呉竹島の駒ケ岳ビュースポット。↓

駒ケ岳(呉竹島より)

金波橋を渡り呉竹山の西端に向かいます。↓

大沼公園 金波橋

呉竹島の西端には五重塔(平和祈念燈)が有りました。1919年に第一次世界大戦勝利を記念して建立されました。↓

五重塔

湖月橋を渡り一旦北海道本土に戻ります。↓

湖月橋

テラスクルーズ舟を持つ洒落たレストランが見えてきました。ターブル・ドゥ・リバージュという洋食店です。↓

メニューを調査、ローストビーフやポークジンジャー等が主力商品の美味しそうで洒落た森の中の洋食店でした。ここでランチして大沼公園の周遊も楽しそうでした。

レストランの横に虚子の径という昭和初期の俳人高浜虚子について記録した石碑がありました。ちなみに径とは細くて小さい道や近道の意味もあるそうです。虚子さんが俳句を作りながら通った道との記でした。↓

ミズナラやイタヤカエデの森を通り最後の石楠花(シャクナゲ)島に上陸する石楠花橋に向かいます。

石楠花橋が見えてきました。

石楠花橋

石楠花島の中で森林浴。

最後に八つ橋を渡って北海道本土に戻ります。↓

八つ橋

後楽橋を渡り公園広場に戻って散策終了です。

後楽橋

大沼の湿原や駒ケ岳の山容を眺めながら歴史をたどる島巡りの森林浴、天気が良ければそれだけで楽しい散策路です。まだまだランチや団子、釣り体験、小沼巡りに遊覧船と組み合わせれば一日楽しめる大沼公園はお出かけ先としての魅力たっぷりの公園でした。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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