定山渓温泉鹿の湯に宿泊しましたので一稿仕上げてみました。鹿の湯について楽しみ方の予習しておきたい方、サウナ愛好者でサウナをリニューアルした鹿の湯について詳しいクチコミが見たい方、鹿の湯のバイキングについて詳しいレビューを見たい方、種類豊富なバイキングは当たり外れが有るので何が美味しかったか知りたい方の一助になれば幸いです。
ホテル鹿の湯はこんな方にオススメです。
- 札幌近郊でこだわりサウナや源泉かけ流しの温泉で旅行を計画したい方
- サウナ愛好者でリニューアルした鹿の湯のサウナでととのいたい方
- サウナ愛好者でアフターサウナの充実している宿をお探しの方
- 家族サービスで食事はリーズナブルなバイキングプランが良い方
正月の温泉旅行、新年から移動で疲れるのも嫌なので札幌近郊の温泉ホテルでゆっくり過ごそうと札幌の奥座敷定山渓温泉に行くことにしました。魅力的な宿泊施設がひしめく定山渓の温泉街の中で、過去に何回か利用したことは有りますがサウナが新設されたとのことで改めてホテル鹿の湯での命の洗濯を選択。老舗大型ホテルでの変わらぬ源泉かけ流しの名湯と新設されたこだわりサウナでリフレッシュできる良い休日となりました。
定山渓温泉ホテル鹿の湯とは
豊平川のほとりに立つ定山渓温泉ホテル鹿の湯は明治30年(1897年)開業、定山渓温泉に位置する老舗の大型の温泉ホテルです。屋号「鹿の湯」の由来は「この地に野生の鹿が傷を癒しにつかるほどの名湯がある」と初代北海道庁長官・岩村通俊によって名付けられ、定山渓で唯一・固有の名を持つ名湯と呼ばれています。今でもこの大浴場の真下から湧き出るこのお湯は、肌のさわりが優しく、熱の湯とも称される湯上りの温かさが特徴。夜には渓流がライトアップされ、湯けむりに浮かぶ幻想的な風景が広がります。(公式サイトより)又、2022年にサウナ、水風呂、外気浴にこだわったサウナ「鹿の蒸」が新設され名湯とサウナが奏でる「ととのい体験」が楽しめることでさらに魅力がアップしています。↓
定山渓温泉鹿の湯 基本情報
- 住所.北海道札幌市南区定山渓温泉西3丁目32
- 宿泊に関する問い合わせ.011-598-2311
- 公式サイト
- グーグルクチコミ☆3.9
- じゃらんクチコミ☆4.0
- 温泉、サウナが高評価
鹿の湯 館内設備
今回は利用しませんでしたが大型観光ホテルらしく温泉卓球、ゲームコーナ、ナイトクラブ(要事前予約)等一通り揃っています。玄関やロビーでは正月らしい演出で非日常感を盛り上げてくれました。今回はじゃらん予約で通常一人10500円のスタンダードプラン(正月だと割増し有り)。姉妹館の花もみじとは連絡通路でつながっていますが別の宿泊施設で、花もみじの方が料金が高めの設定になっていました。↓
先ずは1階のラウンジで静かなBGMを聞きながらソファーでくつろぎます。
ラウンジの後ろにコーヒーラウンジが有り宿泊者は14:00~22:00、7:00~10:00の間コーヒー、アメリカンコーヒー、ココアを無料で楽しむことができます。
ラウンジにはボードゲーム、雑誌が備わっています。新聞はフロントの前にありました。
いつものように館内を探検してみます。同じく1階に売店が有りました。大型ホテルらしい広い売店でお土産の品揃えも豊富です。
1階のエレベーターの後ろにある自販機コーナーの方に行ってみました。アルコールの自販機もここにあります。缶ビールの品揃えは上々です。サッポロクラシック、黒ラベル、アサヒスーパードライと人気の銘柄3種類。500mlが350円、同じく350mlが260円とホテルとしては良心的な価格です。缶チューハイやハイボールも200円で販売されています。↓
ソフトドリンクは一般価格です。↓
ゲームコーナーは4階にありました。このほかクレーンゲーム、スロット等です。↓
温泉卓球は地下1階です。
卓球ラウンジ鹿のサロンが4階にあります。スィーツやサウナドリンク、ビールやアルコールが販売されていてます。風呂上りのビールをお部屋でリーズナブルに飲むのも良いですがせっかく温泉旅行なら美味しい生ビールが飲みたいという方はこちらを利用すると良いと思います。
鹿の湯 客室
今回のお部屋はリーズナブルなスタンダード和室。宿泊料金はプランによって変わるので公式サイトか旅行予約サイトでご確認下さい。明るい和室の8畳間に液晶テレビ、金庫、冷蔵庫を備える洋間の組み合わせ、ふとんは夕食の間に敷いてくれます。
冷蔵庫と空気清浄機、冷蔵庫は空です。冷蔵庫の上のポットは冷水です。↓
冷暖房はエアコンです。リモコンはエアコンの方に向けて押さないと動きません。↓
お茶とお茶菓子が迎えてくれます。。
トイレと洗面台、トイレは洗浄機付きです。
バス無しのスタンダード和室はシャワーのみとなります。シャワー室にバス用品はありません。↓
館内着は大人用、子供用各種サイズの浴衣と丹前。サイズが合わない時はフロント横の棚からもって来ることになります。歯ブラシ、ドライヤー、フェイスタオル、バスタオルが有りました。↓
窓からは豊平川の渓流と定山渓の山々を見晴らすことができました。↓
鹿の湯 温泉&サウナ
定山渓一と称される名湯「大浴場鹿の湯」は地下一階、二階に有り宿泊者は夜12:00まで、朝は5:00から9:30分まで入浴可能。大浴場の真下からから湧き出る源泉「鹿の湯」を100%使用した肌に優しい柔らかいお湯を堪能することができます。源泉の温度が73.5℃と高温のため豊平川の沢水を温度調整で使用していますがそれ以外は厳選かけ流し!地下1階が脱衣所、階段を下りた地下2階が大浴場となっており夜間に男女浴場の入れ替えが有ります。階段の上り下りが困難な方は姉妹館の花もみじの12階展望浴場を利用することが出来ますのでフロントにご確認下さい。↓
〇脱衣所
- 下足箱.有り
- 貴重品ロッカー.有無料
- 飲料.ウォーターサーバーで冷え冷えのレモン水無料
- 備品.扇風機、デジタル体重計
- 化粧台.化粧水、乳液、カミソリ、ヘアブラシ、無料ドライヤー
〇内湯
内湯は2槽、低温湯はかなり温め、逆に高温湯はかなり熱めでした。
- 泉質.ナトリウム塩化物泉
- 浴槽.高温主浴槽(41~42℃)、低温主浴槽(35~37℃)
- 洗い場.ボディーソープ、シャンプー、コンディショナー(ハチミツ)、洗顔料
- 12カラン壁無し
- 眺望.定山渓の渓流
〇露天風呂
露天風呂の温度は体感ですが40℃程、ゆっくり温まるのに丁度良いお湯でした。
- 泉質.ナトリウム塩化物泉
- 浴槽.主浴槽(体感40℃)
- 眺望.定山渓の渓流
〇サウナ
2022年に新設されたオートロウリュウ付きのドライサウナ、普段は暗いですが明かりがつくと30秒程豊平川の源流水を使用したロウリュウがスタートします。サウナマットはクッションマットがサウナの前に用意されていますので個別に持ちこみます。良く説明を見ると一応使用前と使用後の棚は分かれていますが細かい文字を気にするお客さんはあまりいなくあった棚にそのまま戻す方がほとんどなので自分ですすいで使用するのが無難です。豊平川の源流水を使用しているというヒノキの水風呂は清潔感もありクールダウンも気持ちよくできました。癒しの水は14~16℃で体感温度が低めの水風呂、痺れの水は7~9℃と激低で手をいれただけで怖気ずいてやめました。外気浴は露天にリクライニングチェアが3つ用意されています。豊平川から吹き込む風が心地良く寝てしまいそうでしたが本当に寝ると風邪をひくのでほどほどで撤収します。
- タイプ.高温ドライサウナ
- 温度.100℃
- 広さ.15名程度、10名程ならゆっくりできる
- タイマー.サウナタイマー
- 水風呂.癒しの水14~16℃、2~3名の広さ、痺れの水7~9℃
- BGM.静かな癒し系の音楽
- 特徴.オートロウリュウ
- サウナマット.個別
- 外気浴.露天にリクライニングチェア3つ
〇休憩所
浴場の横に無料ドリンク付きのお休み処が用意されていました。水、お茶の他ダカラやアセロラ等発汗後の体に優しい品揃えで嬉しいサービスです。大型TV、マッサージチェア有り。
鹿の湯 夕食バイキング
夕食は和洋中のバイキング。ライブキッチン等の派手な演出はありませんがスペースいっぱいに和洋中にバランスのとれたメニュー構成でした。クチコミ評価が決して高いわけでは無い夕食ですが本日食べた物の中では手作り感のある天ぷら、合鴨鍋、ホタテチャウダー、トンポーローが美味しかった。取って失敗もありますので参考になれば幸いです。ビール、日本酒、ウィスキー、焼酎、ワイン、サワーとアルコールメニューも一通り有りますが本日は食べる方に集中します。
- 〇冷製、サラダ
- キャベツ
- 海藻
- ブロッコリー
- オニオンスライス
- カルパッチョ
- カプレーゼ
最初にお野菜はお約束、ドレッシングも数種類用意されていました。
- 〇揚物
- 鳥のから揚げ
- ポテトフライ
- チーズ春巻
- 海老の天ぷら
- ホッケの天ぷら
- カボチャの天ぷら
- サツマイモの天ぷら
鳥のから揚げやポテトフライは若い方向けのようだしパス。天ぷらは4種、ホッケが美味しかった。天つゆの他、塩が数種類用意されていたので昆布塩で全てサクサクのままいただきました。悩ましい時は天ぷらを取っておけば外れは無いです。
- 〇刺身
- サーモン
- 炙りビンチョウ
- 甘エビ
- 柚子ホタテ
刺身は4種類、これはよくあるバイキングのお刺身、味を見るのにちょっとづつ取りました。これは居酒屋のお刺身の方が美味しいしがっつかなくとも良いレベルです。
- 〇鍋
- 石狩鍋
- 合鴨鍋
鍋は2種類、合鴨鍋の方をとったがこれが本日の一、二の美味しさでした。柔らかく煮込まれたお野菜たっぷりにプリプリで風味の良い合鴨の具材。汁の方に良い出汁が出ているのでこれはオススメです。
- 〇中華
- 酢豚
- 焼きそば
- トンポーロー
- 海鮮焼売
- 肉焼売
中華の中ではお肉がトロトロで豚肉のトンポーローが一番でした。酢豚、焼きそば、焼売は定番で予想通りの味でした。しかし焼きそばは有ると取ってしまうし予想通りだからと言って後悔するようなものでも無い。
- 〇和食
- 牛すき
- 茶碗蒸し
- 鮭の南蛮漬け
- ホタテのしぐれ煮
- 味噌ラーメン
和食の中では牛すきと茶碗蒸しが美味しかった。牛スキはデフオだとお肉もたくさん入ってますが人気なのでタイミングが悪いとシラタキばっかりになるそうで文句の口コミも有りました。このバイキングでお肉食べるならサイコロステーキより牛すきが良いです。茶碗蒸しはエビ入りでしたが茶碗によって具材が違う場合があるようです。味噌ラーメンまで食べる余裕はありませんでした。
- 〇洋食
- サイコロステーキ
- 煮込みハンバーグ
- カツレツ
- バターチキンカレー
- カレードリア
- ホタテチャウダー
一番人気はサイコロステーキ、山盛で取ってる方もいますが形成肉で旨味は低いので個人的には1,2個食べれば十分と感じました、ここでがっつかなくとも良いです。お肉よりガーリックチップの方が美味しかった。カツレツは硬かった。バターチキンカレーはピリ辛でバターの風味も良く口に合いました。ホタテチャウダーがコク深くて秀逸、合鴨鍋と並んで本日の一、二でした。
この他、ソフトドリンクとコーヒーは飲み放題。デザートを取る余裕はなかったがプチケーキ、パンケーキ、ワッフル、ザクロ、イチジク、コーヒーゼリー等ありましたが特筆すべきものは有りませんでした。
鹿の湯 朝食バイキング
朝食は和食を中心に多くの種類が用意されていました。特別感はありませんがヘルシーに行くなり豪快に盛るなり好みで楽しむことができます。
サラダはキャベツ、オニオンスライス、ミニトマト、マカロニサラダ、ポテトサラダのラインナップ。↓
ご飯とみそ汁、みそ汁は豆腐、お揚げ、ネギ、ワカメです。お代わりまではいらない。
おかずは香の物、焼き魚、フキの煮物、筑前煮、出し巻き玉子、ハムなどをチョイス。他にも納豆、焼き海苔、生卵、スクランブルエッグ、ソーセージ、湯豆腐、おかゆ、ふかしイモバターや野菜の煮物、ミートボールやコロッケ、フリッター等の揚物もありますが何を取ってもそう変わらないと思います。食べすぎ注意でおかずの方も朝はお代わりせず1回だけにしました。
スタンダードなプランの宿泊利用で夕食と朝食は一般的なバイキング、当たり外れがありますので無難なサラダや天ぷら、美味しかったのが鍋物、手の込んでそうな和食の煮物も無難と感じました。総合的で特筆すべきは温泉とサウナの方。定山渓にはしょちゅう来るし日帰り入浴(大人1500円、子供750円で13:00~21:00まで)やっているので暖かい日に鹿の湯こだわりの「ととのい体験」を求めて来館してみよう。15:00から鹿のサロンが開店するので風呂上りのパフェやソフトクリームも旨そうだ。ごちそうさまでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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