お盆の連休、家族サービスにお気に入りの温泉ホテル、道南の宿「ホテル函館ひろめ荘」を宿泊利用しました。久しぶりでしたが相変わらず良い宿でしたので旅の思い出で一稿仕上げることにします。クチコミ評価も高くリピーターも多い名湯とサウナ、朝夕の美味しいなお料理で日頃のストレスを解消したい方、秘湯感有る静かな宿でゆっくり過ごしたい方の一助になれば幸いです。
- ホテル函館ひろめ荘のオススメポイント
- 泉質の違う2種の源泉、趣の違う2種の大浴場で宿に居ながらの温泉はしご
- 小さいながらTV付高温サウナ、水風呂、外気浴場も有ります
- 前浜を始めとする道南の新鮮な海鮮に舌鼓
- 中高年に嬉しい美味しくてヘルシーな朝夕食
- 一軒宿らしい明るくきめ細やかな接客は良い旅の思い出になります
- 客層は日本人の夫婦旅行が多く食事会場や温泉で安心してくつろげる(保養所の方は日帰り入浴が有りますが地元の方が多いです)
- 函館市街地まで自家用で1時間、道南で人気の霊峰恵山まで同じく1時間と道南観光や登山の起点にも便利
この記事の目次↓
ホテル函館ひろめ荘とは
ホテル函館ひろめ荘は函館市の中心部より車で60分、自然に恵まれた最上級真昆布の郷・縄文の里・北海道唯一の国宝(中空土偶)を有する函館市南茅部(みなみかやべ)地区にある秘湯の宿。みなみ北海道では珍しい硫黄泉と重曹泉の 二種類の源泉かけ流し天然温泉で、利用者の心と身体を癒してくれます。食事は前浜で獲れた新鮮な魚介類を中心に、 海の幸・山の幸でもてなす小さいながらも人気の宿です。(公式サイトより)
ホテル函館ひろめ荘 基本情報
- 住所.北海道函館市大船町832-2
- TEL.0138-25-6111
- 公式サイト
- グーグルクチコミ☆4.3
- じゃらんクチコミ☆4.6
- 泉質、夕食、接客が高評価、リピーターからオススメ、絶対的信頼の宿
ホテル函館ひろめ荘 館内設備
入館すると日帰り入浴と共用のフロント、そして目を引くのが漁師町らしい大漁旗がド派手に掲げられていて非日常感を盛り上げてくれます。
館内はそう広くありませんが一通り探検開始、入ってすぐの新聞コーナー。↓
売店の手前に宿泊者専用のコーヒーメーカーが有りました。宿泊者は朝7:30~10:00までの間1杯200円のコーヒーの無料サービスが受けられます。
売店は意外と広く品揃えも豊富です。部屋出しの干し梅やポテチ等の袋菓子。↓
縄文遺跡群登録記念グッズ。↓
お土産用の箱菓子に入浴関連、地元の特産品も取り扱っていました。
奥の保養センターの方に進むとマッサージチェアに自販機。↓
おっビールの自販機みっけ、早速チェックします。ビールは札幌のクラッシックと黒ラベルの350mlが360円で500mlはありませんでした。4時間ドライブして疲れたし風呂入って一杯飲むか。発泡酒が310円、ノンアルビールは220円でした。ソフトドリンクは一般価格。夜にゆっくり飲むアルコールが必要な方は事前に購入してから宿入りがオススメです。
トレーニングマシンが随分置いてある。滞在中に運動不足を感じた宿泊者は使用できるそうです。
小さいながらゲームコーナーも有りました、写真の他にUFOキャッチャー。
ホテル函館ひろめ荘 客室
ひろめ荘のお部屋は和室、洋室、ワンランク上の和洋室の3プラン有りました。今回はリーズナブルな和室プランですが広さが十畳有り第一印象は「おっ広い」、滞在中ゆったりと過ごせました。和室ですが畳では無くふかふかカーペットになっていて和洋の良いとこどりのようなお部屋で寝るにしろ座るにしろとても過ごしやすい。フリーWi-Fiも完備です。宿泊料金は時期、客室プラン、料理プランによって変わるので公式サイトか旅行予約サイトでご確認下さい。
部屋出しのお茶請けは干し梅。
冷蔵庫、中は空でポットにキンキンに冷えた美味しいお水が入っています。お湯は電気ポットで沸かします。↓
クローゼツトの中に館内着の浴衣と丹前、バスタオル、とタオルが用意されていました。↓
ドアのキーはキータイプのオートロックで人数分もらえました、エアコン完備で蒸し暑い日でしたがすでにお部屋は冷えていて入った瞬間から快適です。強力な空気清浄機も備わっており滞在中快適に過ごせました。↓
トイレは洗浄器付き、部屋には風呂は有りません。洗面台はは歯ブラシと串、ドライヤー、ハンドソープ。
ホテル函館ひろめ荘 温泉&サウナ
ひろめ荘の大浴場は日帰り温泉施設として利用できる1Fの保養センター大浴場と2Fのホテル大浴場の2か所あります。せっかくの宿泊利用ですので3回入浴、到着後と朝風呂を保養センター、夕食後にホテル大浴場と2か所の浴場をはしごすることにします。保養センターの大浴場は2種の泉質を誇る源泉かけ流しの湯。美肌効果も体感でき、地元の方々にも大人気です。夕方の方が混むとのことでチェックインしてすぐにいただくことにしました。2Fのホテル大浴場は宿泊者専用で夕食後に利用しましたが貸切状態、露天や大きな内湯を独り占めして気兼ねなく贅沢なひと時を楽しみました。
- 保養センター入浴時間↓
- am5:00~pm21:00
- ホテル大浴場
- pm15:30~pm24:00
1F保養センター大浴場
〇脱衣所
日帰り温泉施設としても利用されています。壊れているロッカーがあったり施設の古さは感じますが必要最低限という感じです。
- 下足箱.有り無料
- 貴重品ロッカー.大浴場の手前に無料ロッカー、脱衣所のロッカーは100円コイン返却式
- 飲料.脱衣所を出て軽食コーナーにお冷有り
- 備品.デジタル体重計、扇風機
- 化粧台.無料ドライヤー、コンディショナー等の試供品
〇内湯
内湯はゆっくり温まり美肌効果が体感できる中高温の無色透明の重曹泉主浴槽と背中にマッサージ効果の有るジェットバスの寝湯の2槽です。
- 泉質.重曹泉、源泉かけ流し
- 浴槽.主浴槽(41℃)、ジェットバス(体感35~37℃)
- 洗い場.ボディーソープ、シャンプー、酒粕洗顔料、壁付5カランと壁無が9カラン
- 眺望.無し
〇露天風呂
露天も壁に囲まれ眺望は有りません。低温槽の方には屋根がついており天気を気にせずにくつろげます。どちらも乳白濁した高血圧症を始めとした効能豊な硫黄泉です。
- 泉質.硫黄泉、源泉かけ流し
- 浴槽.高温槽(43~45℃)、低温槽(41~42℃)
- 眺望.無し
〇サウナ
小さいながらもテレビを備えるサウナが備わっています。どうせ温泉に行くならサウナも楽しみたいのでここはポイント高し。朝5:00から入れますがテレビはまだついてなかった。
- タイプ.高温ドライサウナ
- 温度.86℃
- 広さ.定員4名
- タイマー.15分砂時計
- 水風呂.体感16℃、水は常時循環。入口横にシャワーが有るので先に浴びると心地よい。
- BGM.テレビ
- 特徴.特に無し
- サウナマット.入口前に個別マット、敷かないと熱くて座れない
- 外気浴.露天にベンチ1脚、チェア2脚、リクライニングチェア1脚
〇休憩所
浴場の前に日帰り客用の大型テレビ付き休憩所が有ります。もちろん宿泊者も利用できます。ビールの自販機も有りますので速攻でアフタービアーを楽しみたい方に便利です。
ホテル函館ひろめ荘 道南まるごと・和洋食プランの夕食
ホテルの定番は海の幸で押してくる南かやべ前浜海の幸満喫プランですが「肉も食いてぇ~」ってことで同じ価格でお肉も食べられる道南まるごと・和洋食プランが有りましたので今回はそちらをチョイス。夕食時間チェックイン時に5:30からと6:00からを選びます。先ずは飲み物を選びます、定番のドリンクメニュー。↓
函館五稜乃蔵メニュー、函館の地酒か。
縄文浪漫、「北海道・北東北縄文遺産群」の世界遺産登録をお祝いしとPRを兼ねて金滴酒造が製造しているフルゥーティーな名酒です。だが720ミリも飲まないしグラスじゃ少ないなぁ。相方が酒代は自腹だと言っている、チッ、ケチ。
ひろめ荘自家製のレモネード。↓
〇男山くーる(冷酒) 650円↓
切れ味良くてリーズナブルな冷酒をセレクト。ゆっくりと夕食を楽しみます。アルコール不要でご飯の方は先に卓上で仕上げる釜炊御飯は炊きあがっていますのですぐに食べられます。
〇先付 海鮮カルパッチョ↓
大切りのサーモンとタコにパブリカ、キュウリ、レタスがたっぷり入った海鮮カルパッチョがこのコースの先付です。さっぱりと軽いドレッシングでヘルシーにお野菜たっぷり。これが結構お腹にたまるので前菜とは言えいきなり完食しなくても良いと思います。
〇揚物 平目とホタテのムニエル↓
コース料理の揚物の定番と言えば天ぷらだがこの宿の洋食プランはムニエル。これが何とも絶品でこの日一番。揚物とは言え超薄衣のムニエルで一見焼物かと見間違えるくらい、衣感は一切なく素材の旨味を余すこと無く封じている。肉厚の平目はほくほくにしてふわふわ、淡白な白身なのに脂乗りも良くてこく深い。そしてほたてのムニエルの何と風味豊かなことか。ほたてとバターは相性バツグンなのはお約束、なるほどムニエルならその相性の良さを十分に堪能できるうえ、バター焼きだとバターが勝ち過ぎることも有るがこのムニエルはほのかに風味程度、軽い仕上がりでホタテの旨味を存分に引き立てている。付け合わせは素揚げしたミニトマトとしめじ、秀逸なのがパセリとモズク(たぶん)の素揚げ。パリパリとして軽い食感、たかがパセリとモズクがなんでこんなに旨いんだと衝撃にして初めてのお味。今まで食べたパセリとモズクの中でこの日が一番うまかった、この一皿は宿のオリジナルティ溢れる実に良い一皿でした。
〇焼物 和牛ステーキ↓
洋食プランを選ぶ方なら間違いなくこれがお目当ての和牛ステーキ。粗挽きコショーでワイルドに下味を付けた柔らかくて脂身の甘い上質のお肉にさっぱりとした和風のステーキソースとレモンを絞ってでいただきます。ブロッコリーとパプリカが添えられ彩とバランスも良い一皿でした。こいつは外さない一皿です。
〇焼物 道産じゃがいものグラタン↓
焼物でもう一品は焼きたてのグラタン。表面をこんがりと香ばしく焼かれたチーズととろーり熱々のホワイトソースを大きくカットされた道産のじゃがいもにたっぷり絡めていただきます。これもボリューミィーだなぁ。
〇蒸し物 茶碗蒸し↓
蒸物は定番の茶碗蒸しですが昆布がたっぷり入っていていい出汁が出ています。他に具材は鶏肉、小海老、タケノコ。
〇汁物 ポタージュ↓
汁物は洋食プランらしくかぼちゃのポタージュ、濃厚にしてかぼちゃの甘味が立ち良い汁物でした。
〇御飯 白飯/塩辛/香の物↓
白飯は卓上の釜で炊かれ食事開始の時に炊きあがっています。私は〆に塩辛と香の物でいただくことにしました。
塩辛は2種、一つ目が真イカの塩辛、良い塩梅でもう満腹だが御飯が進む。↓
もう一つが三升漬け、これがピリ辛でめっちゃ口に合う。売店に有れば買って帰りたかったが見当たらず残念。これは辛いもの好きにはたまらないご飯のお供でした。↓
〇デザート フルーツ↓
こちらも定番のフルーツ盛り合わせですがゴールデンキウイとパインが甘くて良く冷えていて美味しかった。
ホテル函館ひろめ荘 朝食
朝食は7時から、バイキングの朝食です。各プラン共通で込み合っていましたが客層はアッパーミドルの日本人が多く整然と並んでほどなく混雑も無くなりました。インバウンドも良いですが客として施設を利用する場合は日本人客が多い方が落ち着きます。パンも有りますが圧倒的に和食の方が多いのです。
先ずはサラダから。定番のキャベツやニンジンのカット野菜、ミニトマトにブロッコリーです。ドレッシングは青じそをチョイス。
白米も旨し、汁物はみそ汁の他にほっけのつみれ汁があったのでそちらをチョイス。朝から良いお出汁の出たつみれ汁は贅沢だなぁ。
これぇこれぇ~、夕食に出てすっかり気に入ったいかの三升漬けが朝食バイキングにも有りました。ピリッとした食感で飯がすすむ。↓
イカが被るけどひろめ荘の朝食の目玉はイカ刺しバイキングです。常連さんの話が聞こえてきたが無いこともあるそうだ。有る時には確実にゲットしたい一品です。↓
小鉢は肉じゃがと根菜の煮物を取りました。柔らかく煮込まれ良いお味です。
焼き魚は鮭、煮魚はサバの味噌煮でどちらも優しいお味です。タラコは地元の名産品ですので是非取りたいところ、玉子焼きがふわふわとして甘くて美味しかった。ベーコンに温玉の組み合わせも考えたが玉子焼きで正解。
お代わりは気になったホテルカレー、これも美味しい。中辛で辛味のきれ味鋭く酸味が効いたコク深いカレーです。
デザートはヨーグルトもあったが旬のスイカ。甘くて冷たくてさっぱりと締めました
朝食もヘルシーで美味しかった。大型リゾートと比較して品数少ない朝食バイキングと言う声もあるが個人的にはそんなに食べられ無いし何を食べても手作感があって実直に美味かった。チェックアウトして出発するとスタッフさんが大きく手を振ってお見送りに相方もすっかりご機嫌、以前利用して気に入り又行きたいと思っていた宿で期待通りでした。お湯好し、食好し、接客好しの三拍子そろった秘湯の宿をしっかり体感、ごちそうさまでした。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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