札幌中心に道内の山々をのんびり歩いているヤマプラです。
今回は知床半島の付け根に位置する北海道100名山の一座で日本百名山にも選定されている標高1547mの斜里岳に8月下旬に登った時の登山記です。その美しい山容は道東をドライブすると各所で楽しむことができ、清里町の観光スポットの一つでもあります。↓
登山ルートは3箇所あります。
初登りに付き、最もポピュラーな清里町側の清岳荘の駐車場から登るルートを利用しました。
今回の山行記録、ヤマレコはこちら↓
距離 : 10.4キロメートル
高低差 : 850m
所要時間 : 5時間22分
休憩 : 26分
レベル:中級
主なコースタイム
清岳荘 登山口→7時07分
9時51分→斜里岳→10時16分
11時10分→能見峠
12時29分→清岳荘 登山口
札幌から夜間走り道東まで来ました。道の駅で車中泊して本日登る斜里岳に向かいます。おはよ。↓
登山者用の駐車場がある清岳荘は綺麗なトイレや自動販売機が完備されていました。
トイレ利用の方は協力金のお願いがありました。
美味しそうな水があったので購入。
管理の方に「お気をつけて行ってらっしゃいませ」とお声けいただきました。
ありがとうございます。
朝日がまぶしいですが、清岳荘です。
中を少し見ましたがとてもきれいに管理されていました。
先ずは登山ポストに記帳します。↓
入り口に神社がありますので、登山の安全を祈願します。↓
登山口で貴重な情報を収集します。
年に何回か遭難事故が発生していると注意書き。
一座だけなら初級~中級レベルですが遠方からの登山者が羅臼岳等と連登して疲労がたまり遭難したようです。
「己の体力・技術に合わせた登山を!」とのこと、了解、遭難やだし、一座登ったら道東でキャンプして帰ります。
さて、そうそう何度も来れる山ではないので登山道案内をじっくり確認してから登ることにします。
旧道、新道と2ルートあります。
登りは沢登りの旧道、下りは景色のいい尾根歩きの新道を利用することにしました。
このルートが通常ルートでした。
岩場、沢に不慣れな方は事故防止のため旧道は利用しないでくださいとのこと。↓
斜里岳の登山道序盤。
静かな広葉樹の森で、しばらく歩くと大きな林道にでました。↓
登山道の序盤ではキンミズヒキが見られました。
ヤマハハコの群生も確認できました。
しばらく歩くと、あと3.6キロの看板がありました。
距離的にはホームマウンテン、藻岩山の旭山記念公園コースと同じ。
ただ、難易度は全然違って侮れない3.6キロでした。↓
狭いけど歩きやすい登山道をぬけるとぉ~
旧道コースの目玉、沢歩きのスタートでした。
まだスタートしたばかりで元気なので、ピョンピョンと飛んでいました。
また渡渉。
携帯長靴も持っていましたが装備するほどでもない、いい水加減と岩加減でした。
登りの元気なうちはいいですが、下山で疲れた足にはきついルートです。
艶やかな紫のツリガネニンジン。この山では数凛見られました。
仙人洞と称する洞窟。
恵庭岳でも見たお約束のタフぼっこがありました。
単独峰に見える斜里岳はいくつかのピークを持っています。
登山道から山頂はまだ見えませんでしたが、右奥が南斜里岳につながるP1508、左ピークが本日走破する本峰につながるP1417と見ました。
ワクワクの瞬間です。↓
新道と旧道の分岐、通称下二又に到着しました。
予定通り、登りは向かって左の旧道コースで沢登りを楽しむことにします。↓
沢水豊富なルートです。
火照った体を冷感タオルでクールダウン。
涼味溢れる良い夏山ルートでした。↓
雫に濡れるハイオドギリの黄色もいい感じて癒してくれます。
若いうちは気にもとめない路傍の花、歳をとると探すのが楽しくなってきました。
旧道コースは滝のメッカ。
名のあるものだけで8つあります。
3つ目の羽衣の滝に到着しました。
どっから登るのかと思いましたが、写真左の葉っぱの横から濡れずに登れました。↓
花はそうありませんでしたが、中盤あたりからトリカブトが散見されるようになりました。↓
雫に濡れたキツリフネがほんの数凛、好みの黄色でした。↓
とにかく滝が多くてマイナスイオン感がハンパ無いルートです。
毎日登ればめっちゃ健康になりそう。
マイナスイオンが目に見えてるし。↓
8つの滝巡りの6滝目、見晴らしの滝に到着。
見晴らしてみるとぉ~
たきぃ~
青空にムーン。↓
そして清里の街並みが見渡せました。
大きな滝に着きました。旧道の滝巡り、最後の霊華の滝でした。↓
滝を登っています。↓
霊華の滝の上流まで来ました。↓
このコースのジャンルは登山でなく、沢歩きでいいのではと思いました。
登山道は沢でした。まだ元気なのでピョンピョンと靴を濡らさず進めました。↓
本峰はまだ見えませんが、斜里岳はいくつかのピークがあるのがわかりました。↓
8つの滝巡り終えると、いよいよ高度を稼ぎだす馬の背に取りつく本丸です。
胸突き八丁、その名の通り今までの清涼登山から一転、じわじわと汗ばみ始めました。↓
高度を上げると秋の気配もちらほらと見られました。
阿寒湖方面の視界が開けてきました。
馬の背に取りつきました。
ややザレた急登を進みます。
手前が祠ピーク、その奥にピークが見えました。
祠ピークより斜里岳山頂を望む↓
祠ピークより南斜里岳に連なる稜線を望む。↓
斜里岳神社は山頂の直下にありました。↓
山頂に登頂、距離の割にきつく感じました。
前客、後客ぞくぞくです。
嬉しそうに標識に抱き着く女性客もいました。↓
オホーツクブルーに海別岳や知床の連山。
中央の遠くに見えるのが武佐岳、その手前の1000mクラスの山々が連なっている。↓
知床連山ズーム↓
オホーツク海と斜里の街並み↓
屈斜路湖方面、藻琴山も見えているが霞んでいます。↓
摩周湖方面、ひときわ高いツインピークは摩周の誇る百名山でしょう。↓
さて、一休みして補給食。
ビアードパパの焼き菓子はしっとりとして登山にぴったりのおやつでした。
美味しいしまた買おう。↓
下山してきました、先ほどまで居たピークを見返る。↓
帰りは尾根歩きの新道コース。
能見峠までの尾根歩きは楽しそうです。↓
しつこく、先ほどまで居た山頂を見返る。↓
シマリスが居ました。
私の熊鈴がうるさくてすぐに逃げてしまいました。↓
能見峠です。
長い急勾配を下って旧道と合流、結界が張ってありました。↓
ヒメジョオンも居ました。
本日も安全登山、清岳荘で買ったコーラはキンキンに冷えていました。↓
登山口のすぐそばにある温泉です。
登山のの汗とほこりを落としてから道東キャンプしていきます、↓
今日も楽しい一日でした。女満別湖畔のキャンプ場でキャンプ、道東の夏を満喫しました。↓
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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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