札幌中心に道内の山々をのんびり歩いているヤマプラです。
十勝岳連峰火山群の北端に位置するド迫力の稜線歩きが楽しめる標高2013mのオプタテシケ山と美瑛町に位置する標高2052mの美瑛岳を8月下旬に日帰り縦走した時の登山記です。
オプタテシケテ山は北海道夏山ガイドでは美瑛岳避難小屋で一泊を標準とし、上級者向けの登山道として紹介されています。
この年は悪天候時に登山し低体温症で亡くなった方がでていましたので耐寒装備をリュックに詰め込み登りました。
実際に登ってみるとほとんどの方が日帰り、キャンプしている方もいましたが、キャンプはキャンプで普通に楽しんで、ついでに朝オプタテシケに登ってから帰る方が何名かいました。
下山途中で美瑛岳までの距離、天候を確認、体力、装備に余裕があったので縦走に切り替えました。
美瑛岳まで縦走しているのは私一人で、下山すると駐車場はキャンプ客以外は皆さん帰ったあとでした。
美しい稜線歩きが楽しめるオプタテシケ山、その道は遥かトムラウシまで続く。↓
ヤマレコで記録した今回の山行記録はコチラ↓
距離 : 24.2キロメートル
高低差 : 1200m
所要時間 : 12時間35分
休憩 : 1時間05分
レベル:オプタテシケ山単独→上級者向け
:美瑛岳単独→中級者向け
:両座縦走→マニア向け
主なコースタイム
美瑛富士登山口駐車場→4時34分
7時3分→美瑛富士避難小屋→7時10分
9時6分→オプタテシケ山→9時29分
11時52分→美瑛富士分岐→11時57分
12時47分→美瑛岳→13時03分
14時22分→美瑛富士避難小屋→14時26分
17時09分→美瑛富士登山口駐車場
オプタテ日帰りは夜明けから。
私も札幌から夕闇を切り裂いてオプタテシケ山の登山口に夜明け前に到着。
ゲートを閉めようとしたが、次々と車がやってきて後ろに並びだし、あわてて撤収。
朝からすごい人気でした。
ゲートの後ろに携帯トイレの回収ボックスについて説明が書いてあります。↓
駐車場は登山口の奥です。
記帳を見ると、先客やキャンプで入山している方多数。
ほぼ、同時の客もいて、まだ暗いが熊リスクは低そうだ。行くぞ。↓
足元の笹はしっかり刈られている登山道でした。
朝露が多いので下は雨装で進みました。
美瑛富士避難小屋まで6キロ、先ずはそこを目標に進みます。
2,3,4,5,5.5キロに標識がありました。↓
天然庭園と名付けられたガレバです。
登りの元気な時はピョンピョンと気になりませんでしたが、下山の時は鉛のようになった足に追加ダメージを与えられ、体力をひたすら消耗しました。↓
登山道は明瞭ですが、泥濘や滑りやすい岩も多く、足元は常に注意して歩きました。↓
途中、視界が開け美瑛富士が見えました。テンション上がる一瞬です。↓
殺風景だった登山道にイワギキョウが見えだしました。
今回の登山では数か所でせ見られました。↓
朝露に濡れるアキノキリンソウ
サンカヨウはもう終わっており実になっていました。↓
ウメバチソウはちらほらと見られました。↓
美瑛岳の避難小屋に到着しました。
周りは数張りテントがありました。
小屋の中で休んでいる方もいたのでここはスルーして先を急ぐことにしました。↓
早朝の美瑛富士をズーム↓
その後ろに見える美瑛岳をズーム。↓
オプタテに行くには幾つかピークを乗り越えて進みます。
先ずは手前の石垣山を目指します。↓
石垣島に登っている途中、美瑛富士と美瑛岳がいい感じでした。
縦走路は石垣山をトラバースしていて石垣山のピークは通りません。
ピークに行けそうな踏み跡がありましたが、ここもスルーして縦走路を急ぎました。↓
おぉ~、稜線歩きの全容が見えてきたぁ~。
手前ペペツ岳、そしてそれを乗り越えてオプタテに向かいます。
最早、楽しみでしかなぁ~い、大人の遠足。↓
ペペツ岳の縦走路はハイ松に隠れている岩がたくさんあります。
私はオプタテばっかり見ていてスネを何度も打ちました。
痛かったけどヘラヘラと笑いながら進んでます、へへ。↓
ペペツ岳より石垣山越しに見える美瑛富士と美瑛岳↓
美しいオプタテシケ山の稜線↓
オプタテシケへ向かうルートにザレた急登が増えてきました。↓
振り向いて、今歩いてきた稜線とペペツ岳↓
ピークが見えました。↓
山頂のぼっこも見えてるし急登でもここは一気です。↓
ラストの登り、もう少し!
北海道百名山、オプタテシケ山登頂!
表大雪を望む遠望。
中央右奥ピーク、トムラウシ山、手前オプタテシケ山東峰↓
十勝岳連峰北端、オプタテシケ山より十勝岳連峰を望む。
富良野岳、上ホロカメトック山、十勝岳、美瑛岳、美瑛富士。
右手前が今歩いてきた石垣山とトペペツ岳。
朝食にします。
最高の調味料を振りかけて、うまい!
さて、下山2時間程戻り美瑛富士避難小屋付近の分岐まで戻りました。
美瑛岳まで2.1キロです。
ここで体調、装備を確認。
水、食料も余裕ありますのでもう一座、美瑛岳を目指すことにします。↓
美瑛富士の裏手に回ると、もう終わったと思っていたチングルマの天空花畑がここだけ残っていました。↓
毛になっていたと思ったチングルマの花、会えてうれしかった。↓
コエゾツガザクラとチングルマ、白とピンクのコラボも楽しい。↓
エゾコザクラも健在でした。↓
ミヤマキンバイもいました。山中にこの黄色は映える。↓
ミヤマリンドウの映えるブルー↓
もはや言葉はいらない。
途中でリュックを下しての撮影はあまりしませんが、今回はしばし楽しむことにしました。
来て正解の楽しい縦走になりました。
先を急ぎます。
美瑛岳と美瑛富士の間は緩やかなコル歩きです。↓
残り1キロで急登りになってきます。
苦しいが1キロなのが励みになりました。↓
美瑛富士登山道の分岐に着きました。
美瑛富士山頂まで600mですが今回はパスします。↓
見返り、先ほどまで居たオプタテシケ山と歩いてきた縦走ライン。↓
登りがきつい↓
イワギキョウに癒してもらえました。↓
尾根にとりついた、山頂で休んている人も見える、ラス登!
北海道百名山、美瑛岳登頂!
三角タッチ↓
さてお愉しみの眺望、十勝岳連峰の主峰、十勝岳を爆裂火口越しに↓
先ほどまで居た、オプタテシケ山↓
遅めになってしまったがランチして下山することにします。
本日の山メシはうまいなぁ。↓
下山も長い、エネルギーチャージしてから↓
下山も花を見ながら、楽しみながらです。↓
避難小屋で一休みしようとしたら足ずつりそう。
あわてて体に癒しを与えます。
夏登山の必需品、経口補水液とつり防止の芍薬甘草湯は即効性があります。↓
美瑛富士登山小屋からも6キロ、無事下山。
安心感からのうれしいゴールとなりました。
クワガタがこっち見てる、ガンバレ↓
夕陽に照らされる先ほどまで居た美瑛岳
美瑛岳、十勝岳を見ながらコーラで乾杯、またね。↓
オプタテシケ山、美瑛岳登山口の駐車場はこちら↓
悪天候時にオプタテシケ山を無理に登るととても危険です。
オプタテシケ山のテンクラはこちらから。
他の北海道百名山、登山記はこちらから↓
最後まで読んでいただきありがとうございました。
日本ブログ村PVランキング参加中
アウトドアライフ、北海道地域情報
日本ブログ村ランキング北海道情報参加中
(ポチがあると幸いです↓)
人気ブログランキング北海道参加中
(ポチがあると幸いです↓)
このブログのカテゴリ一覧